私が4歳のころ、ひどい風邪をこじらせて寝込んでいたときのことです。 両親は共働きで忙しく、特に母は「子どもは風の子なんだから、病気なんてしないはず」と本気で思っているような人でした。
体調が悪くても、迷惑をかけたくなくて我慢していた私。 でも症状はどんどん悪化していきました。
ついに我慢できず「お腹が痛い」と母に泣きついたのですが、返ってきたのは 「寝れば治る!しつこいなら病院連れてって、痛いことしてもらうよ!」という怒鳴り声。
その日はそれ以上何も言えず、私はそのまま布団に戻りました。
けれど翌朝、泣く元気すらなくぐったりしている私の姿を見て、 ようやく母も「何かおかしい」と感じたようで、近所の小児科に連れていかれました。
診察後、医師は母に対してこう言いました。
「すぐ入院です!どうしてここまで放っておいたんですか!」
そのまま私は1ヶ月間入院することに。 点滴や検査のチューブがいくつも身体につながれ、幼いながらにただただ苦しい毎日でした。
診断結果は「全身の毛細血管が破れて内出血していた」とのこと。 もしそれが頭部にまで及んでいたら、命に関わる状態だったそうです。
幸い、今は元気に過ごせています。 でも、当時の記憶として強く残っているのは「なんで誰も気づいてくれないのかな」と思いながら、ひとり布団の中で耐えていたことです。
そんな母とは大人になった今でも考え方の違いが多く、疎遠になってしまいました。 (女性/39歳/デザイナー)
子どもの命に関わることこそ、丁寧な共有と理解が欠かせません。 しかし、一番近い家族ほど分かり合うことが難しいと感じる瞬間も…。
自分の気持ちを大切にしながら、無理のないかたちで歩んでいけますように。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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