イヤイヤ期がなくても大丈夫?軽い子の特徴と見守り方

イヤイヤ期がなくても大丈夫?軽い子の特徴と見守り方
多くの子どもに訪れるとされるイヤイヤ期がない、または軽いと「このままで大丈夫?」と心配になるかもしれません。 イヤイヤ期の持つ意味と、個人差が出る理由、そして安心して見守るためのポイントを解説します。
目次

イヤイヤ期がない・軽い子どもの特徴

イヤイヤ期は2歳前後から始まることが多く、「自分でしたい」という自己主張が強くなる時期です。 これは子どもの自立に向けた大切なステップですが、表現の仕方には個人差があり、イヤイヤ期がほとんどなかったり、軽く済む子どもも少なくありません。

イヤイヤ期が軽い子どもには、次のような特徴が見られることがあります。

欲求が満たされている

親の適切なサポートによって、「自分でしたい」という気持ちが満たされていると、激しい癇癪が起きにくい場合があります。

穏やかな性格や気質

もともと落ち着いていたり、気持ちの切り替えが上手な性格の子は、イヤイヤ行動が目立たないことがあります。

言葉で感情を伝えられる

1歳半頃から言葉の発達が早く、自分の気持ちを上手に言葉で表現できる場合、イヤイヤ行動が少なくなることがあります。

親の関わり方による影響

親が子どもの気持ちに寄り添ってうまくサポートできている場合、イヤイヤ行動が激しくなりにくいと考えられます。 例えば、子どもが存分に遊べる環境を提供したり、待つ時間を大切にしたり、子どもの話を十分に聞くといった対応が、子どもの達成感につながり、イヤイヤ期を軽くしている可能性があるでしょう。

一方で、家庭環境が不安定で子どもが親の顔色を伺って自分の欲求を表現できない場合もあります。

イヤイヤ期がなくても心配しなくてよい理由

イヤイヤ期がほとんどないからといって、心配しすぎる必要はありません。 イヤイヤ行動が目立たない子どもは、感情のコントロールや気持ちの切り替えが自然にできていることが多いと考えられます。

イヤイヤ期での成長は、

1.自己主張を学ぶ

2.親からの自立に気づく

の2点であり、行動の激しさがその子の成長度合いを決めるわけではありません。 また、イヤイヤ期の有無が発達障害などの診断につながるということもありません。

ただし、他に気になる症状がある場合や不安が残る場合は小児科医や保健師などの専門家に相談するのが安心です。 大切なのは、イヤイヤ行動があるかどうかではなく、子どもに任せて自立を促せているかどうかです。

おわりに

イヤイヤ期がない、または軽い子どもも珍しくありません。 行動の激しさに一喜一憂せず、子どもが少しずつ自分の気持ちを表現したり、自立する力を育んでいることを温かく見守ってあげましょう。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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