ゲームに関するルールは、子どもにゲーム機を持たせる最初の段階で決めておくことが重要です。
後からルールを追加するよりも、「1日〇時間まで」「宿題を終えてから」など、あらかじめ決めておく方が子どもにとって守るべき約束として機能しやすいでしょう。 ルールを破った場合のペナルティも決めておくと効果的です。
多くの家庭では「ゲームをする前に勉強や宿題を済ませる」というルールや、**「1日のゲーム時間を制限する」というルールが採用されているようです。 時間制限は、依存性や中毒性を防ぐ目的があります。
また、やるべきことを終えてからゲームをするといったルールは、ゲームを「ご褒美」**と位置づけることで、社会性や決まりを守る習慣を育むことにも役立ちます。
文部科学省の調査データでは、1日のゲーム時間が1時間以下、あるいは全くゲームをしない子どもの方が1時間以上ゲームをする子どもよりも全教科で平均正答率が高い傾向にあると示されています。
このデータからも、ゲームの時間は平均時間の50分程度、長くても1時間以下に留めておくことが望ましいと考えられます。
ゲームには課題を攻略するための先を見通す力や、状況を判断する力が必要となるため、読解力や問題解決能力を育む側面もあります。
あるアンケートでは、約半数の子どもが「ゲームが勉強に役立つことがあった」と回答しているそうです。 また、ゲームが許可されている子どもは、宿題を自分で進める傾向が高いというデータもあると聞きます。
現代のゲームは通信機能が充実しており、離れていても友達と一緒にプレイしたり、協力したりすることが可能です。 ゲームを通じて喜びや悔しさを共有し、相手を尊重する気持ちや、譲り合うことなどを学ぶ機会にもなります。
かつてのように一人で黙々と遊ぶというイメージとは異なり、友達との大切な交流の場になっている面もあるようです。
現代社会において、ゲームを完全に禁止するのではなく、子どもがゲームと上手に付き合えるようサポートすることが重要です。
家庭でゲームに関するルールをしっかりと話し合い、ゲームを通じて得られるメリットも活かしながら、健全な関わり方を支援していきましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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