一升餅は、約2kgのお餅を子どもに背負わせる伝統的なお祝いの行事です。
「一升」という量と、これからの人生を意味する「一生」をかけて、「一生食べ物に困らないように」「一生健やかに過ごせるように」という親の深い願いが込められています。 また、お餅を丸い形にすることで、「円満な一生になるように」という願いも込められています。
選び取りは、ハサミや財布などいくつかのアイテムを子どもの前に並べ、子どもがどれを選ぶかで将来の職業や才能を占う、楽しいお祝い行事です。 一般的には筆、そろばん、財布などが使われますが、最近ではボールや楽器、パソコンなど、両親が将来就いてほしい職業にちなんだアイテムを用意することも増え、お祝いを盛り上げるのに役立ちます。
一升餅の一般的なお祝い方法は、丸いお餅を風呂敷に包み、斜め掛けにして子どもに背負わせるというものです。最近では風呂敷の代わりに小さなリュックを使う家庭も多いようです。
2kgのお餅は、よちよち歩きやまだ歩けない1歳の子どもには重すぎるかもしれません。 しかし、歩けても歩けなくても縁起が良いとされているので安心してください。
もし一升餅を背負って歩けた場合は「丈夫に育つ」という意味になり、逆に歩けなかった場合は「親元に長くいてくれる」「家業を継いでくれる」などの意味になるそうです。 背負って歩かせる方法のほかに、背負って座らせる、餅を踏ませる、餅を投げつけるなど、地域によって様々な風習があるようです。
選び取りは、ハサミなどの現物アイテムを揃えるのが難しい場合や、子どもが口に入れてしまう危険がある場合に、カードで代用することも可能です。
カードであれば、場所を取らずに準備ができ、安全に選び取りを楽しむことができるでしょう。 様々なアイテムの絵柄が描かれた選び取りカードも販売されています。
生まれて初めて迎える1歳の誕生日は、家族みんなで賑やかにお祝いしたい特別な日です。
一升餅や選び取りのほかに、手作りの誕生日ケーキを用意したり、バルーンで部屋を飾り付けたりなど、お祝いの仕方はアイデア次第で無限に広がります。 子どもの健やかな成長を願い、記憶に残る特別な1日を演出してあげてください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#7
2024.09.17
【後編】父の病気に気づいたまさかの理由
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#8
2024.09.17
運動会で…昼食時、保護者がまさかのバーベキュー開始。学校が注意した結果⇒【...
2025.10.03
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
2024.08.05
運動会で…確保した場所に見知らぬ保護者が“当然の顔”で相席。言葉を失った直...
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#9
2024.09.17
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#10
2024.09.17
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想外の...
2025.09.01
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想もし...
2024.08.01