帰省時のチャイルドシートはどうする？持ち運び・レンタルの活用術

チャイルドシートの基本と使用が免除されるケース

チャイルドシートは、体格の小さい子どもを自動車事故から守るための大切な保護装置です。道路交通法により、6歳未満の幼児には使用が義務付けられています。

また、車のシートベルトは身長140cm以上を想定して作られているため、安全性を考慮すると、10歳頃まではチャイルドシートやジュニアシートの使用が推奨されています。

法律上は6歳未満が着用対象ですが、やむを得ない事情がある場合は使用が免除されます。具体的には、バスやタクシーを利用する際や、乗車人数が多くて設置場所がない場合は免除の対象です。また、ケガや病気で装着できないときや、授乳やおむつ替えなどのお世話が必要なときも例外として認められています。

帰省先での車移動には、持ち運びを前提としたチャイルドシートが便利です。

「トラベルシステム」は、ベビーカー、チャイルドシート、キャリーなど、1台で複数の機能を兼ね備えた製品です。ベビーカーから座席部分だけを取り外し、赤ちゃんを寝かせたまま部屋に運べるのが大きなメリットです。

1歳以降のお子さんには、折りたためる携帯型チャイルドシートもおすすめです。特に4歳以上を対象とした製品の中には、かばんにすっぽり入るほどコンパクトになるものもあります。。

持ち運びに便利なチャイルドシートを購入する以外に、レンタルサービスを利用するのも一つの方法です。

チャイルドシートは高価なものが多いため、帰省など使用頻度が少ない場合はレンタルを活用した方が費用を抑えられるでしょう。大手サービスでは比較的安価に利用できるプランもあります。

しかし、帰省回数が多い場合や、親族で孫が多い家庭などでは購入した方が結果的に安くなることもあります。中古品を利用するのも良いですが、保管場所を取るため、購入前には実家の親御さんに相談しましょう。

自分の車用とは別に、帰省先での安全を確保するためにチャイルドシートは欠かせません。持ち運びに便利な製品を購入するか、レンタルを利用するか、ご家庭の帰省頻度やスタイルに合わせて、最適な方法を選んでくださいね。

（おやこのへや編集部）