家事をしない夫「料理の効率悪すぎ（笑）」私「じゃあ代わって」直後⇒「えっ」夫が固まった情けない理由とは…

最強の「現実突きつけ」作戦

結婚して数年が経った頃の話です。夫は家事をほとんどしないくせに、私のやり方にとにかく口を出してくるタイプでした。

ある日、私が仕事から帰って大急ぎで夕食を作っていたときのこと。疲れた体でキッチンに立っていると、背後から夫が近づいてきて鼻で笑いながらこう言い放ったのです。

「その程度の料理に時間かかりすぎ。効率悪すぎ（笑）」

毎日必死で両立しているのに、手伝いもしない夫からの心ない言葉。その瞬間、私の中で何かがプツンと切れました。

私は静かにフライパンを置くと、エプロンを外して夫に突きつけました。

「じゃあ代わって。私より効率いいんですよね？」

私はそのまま台所から離れ、リビングで座り込みました。夫は最初こそ「ふん、見てろよ」と強気な態度でキッチンに入っていきましたが、まな板の上の材料を見た直後、動きが止まりました。

夫「えっ……」

夫は料理の手順が全く分からず、何から手をつけていいのかさえ理解できていなかったのです。ただ材料を前にして固まる夫。数分後、蚊の鳴くような声で「……無理」と一言。

私はその様子を見て「効率が悪いのはどっちか、よく分かったでしょ？」と冷静に言い放ちました。夫は顔を真っ赤にして黙り込みました。

それ以来、夫は料理に対して文句を一切言わなくなりました。口で言い返すよりも、“現実を見せる”ほうが効果てきめんなのだと実感した出来事です。（女性/38歳/パート）

家族の健康を支える毎日の工夫や苦労は、なかなか見えにくいけれど、とても大変なことです。そんなとき、思わず口にした言葉が相手の気持ちに大きな影響を与えることも少なくありません。

すれ違いが大きなトラブルにならないよう、日頃から丁寧にコミュニケーションをとることを大切にしていきたいですね。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。