結婚して10年、私は夫のモラハラに耐え続けていました。 「お前は母親失格だ」「誰のおかげで生活できてると思ってるんだ」そんな言葉で人格を否定され続け、私は「自分が悪いんだ」と思い込むようになっていました。
そんなある日の食事中も夫の機嫌が悪く、私に当たり散らしてきました。 私が俯いていると、夫は冷たく言い放ちました。
「なぁ、俺の金で食う飯はうまい?」
あまりに理不尽で惨めな言葉でした。 しかし、私が泣いているのを見た小学生の息子が「ママ、泣かないで。ぼくが守るから」と小さな体で夫の前に立ったのです。
その言葉に胸が締めつけられて、もうこれ以上黙っていてはいけないと思いました。 私は手元のスマホを操作して夫に見せ、冷静に告げました。
「その言葉、全部録音したから。これ、使うね」
夫が「は?」と動きを止めると、私は続けました。 「子どもの前でそんな態度を取るなら、学校にも相談する。必要なら、この録音を持って弁護士にも話すから」
夫は顔を真っ赤にして黙り込みました。 「証拠がある」という事実と、私の本気を感じ取ったのでしょう。
急に血の気が引いたように青ざめると、その場にガクッと膝から崩れ落ちるようにへたり込みました。
それ以来、夫は急に大人しくなって態度は一変しました。 子どものためにも、自分の尊厳のためにも、勇気を出して声を上げることの大切さを知った出来事でした。 (女性/40歳/パート勤務)
パートナーに対する“攻撃的なひと言”は、想像以上に相手の心を深く傷つけます。 家族だからこそ、言葉の温度には敏感でいたいもの。
すれ違いが大きなトラブルにならないよう、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけたいですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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