「子ども110番の家」は、不審者遭遇など犯罪に巻き込まれそうになった子どもを一時的に保護する地域ボランティアの協力拠点です。 協力しているご家庭や施設には、目立つ場所に専用のステッカーが貼られています。
この家や施設の方は、助けを求めてきた子どもを保護した後、警察や学校、ご家庭へ連絡をするという重要な役割を担っています。 これらの活動は全て善意のボランティアとして行われており、警察庁が作成した対応マニュアルに基づいて、子どもたちへの適切な対応に努めています。
「子ども110番の家」は、主に子どもたちの通学路を中心に設置されています。
一般のご自宅だけでなく、コンビニや駅、時にはタクシーなどの営業車も協力している場合があります。 協力拠点にはステッカーが貼られていますが、マークの形は自治体によって異なるため、お住まいの地域のものを確認しておくと安心です。
【利用のルール:本来は「困ったとき」の場所】
この活動はボランティアの方のご厚意で成り立っています。 トイレやお水などの理由で対応してくださる場合もありますが、コンビニのように気軽に立ち寄る場所ではありません。
お子さんには「怖い目に遭ったときや、本当に困ったときに助けてもらう場所だよ」と、本来の目的と感謝の気持ちを事前にしっかり伝えておきましょう。
かつて事件をきっかけに増加した「子ども110番の家」ですが、近年は全国的に減少傾向にあります。 少子化による学校の統廃合や通学路の見直しに伴う更新の停止、また、利用頻度が低いことによる活動の形骸化などが原因とされています。
しかし、ステッカーが貼ってあるだけでも犯罪の抑制につながるという効果も期待されており、自治体やPTAの中には、協力の輪を広げる取り組みを続けているところもあります。 子どもたちの安全を守るためには、地域ぐるみの見守りが引き続き不可欠です。
「子ども110番の家」は地域で子どもたちを見守るための大切な安全対策です。 いざという時に迷わず助けを求められるよう、お散歩がてらお子さんと一緒に「どこにステッカーがあるか」を探して、場所を確認しておくことをおすすめします。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
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