義母「息子は手取り50万！嫁が金を隠してる！」嫁「はぁ？」通帳を見せた結果⇒「嘘…」義母が凍りつき…

50万の幻想

これは、夫と結婚した当初のお話です。

義母はシングルマザーで、大変な苦労をして夫を育てたとよく話していました。そのためか「車を買い替えたい」「家の修理が必要」などと言っては、ことあるごとにお金を無心してくる方だったのです。

こちらが少しでも渋ろうものなら「息子が大企業に入れたのは私のおかげだ。高給取りになれたのだから、私にもお金を寄こすべきだ」と言って聞きません。

そこで、結婚を機にお金をあまり渡さないように夫と決めました。すると義母は激怒。家に乗り込んできて、私を激しく責め立てたのです。

「息子は手取り50万はあるはず！お金がないわけがない！あんたが金を隠してるんでしょ！」

あまりの言いがかりに、私は思わず「はぁ？」と素っ頓狂な声が出てしまいました。義母は「私がここまで苦労したのだから、大学など行かずに仕事をしろ！」と強要して、夫を高卒で就職させた張本人です。それなのに、勝手に息子を「エリートの高給取り」だと思い込んでいたのです。

義母のあまりの剣幕に、ついに私は真実を告げるときが来たと覚悟を決めました。私は夫の通帳を開き、義母の目の前に突き出しました。

「お義母さん、現実を見てください。夫の手取りは20万円ほどですよ」

通帳の数字を見た義母は「嘘でしょ…」呟き、ピタリと固まりました。義母は今までご近所にも「息子は大企業勤めでお金持ち」だと散々自慢していたそうです。

その自慢がすべて幻想だったと突きつけられ、義母はその場で凍りついたように動かなくなってしまいました。

（女性/30歳/会社員）

結婚後、義実家との関係に戸惑うことは決して珍しくありません。小さなすれ違いが大きなわだかまりにならないよう、日々のやりとりを丁寧に重ねていきたいですね。

みなさんも自分の気持ちを大切にしながら、少しずつ良い関係を築いていけますように。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。