息子が2歳になったばかりの頃、初めてお正月に義実家へ帰省したときの話です。 事前に義母から「孫ちゃんは何が食べられる?」と聞かれたので「フライドポテトが大好きです!」と伝え、「じゃあ用意しておくわね」と快諾してもらっていました。
しかし当日、義実家に到着すると、義両親はすでに出来上がっていてベロベロの状態…。 テーブルには大人用の黒豆や分厚いかまぼこなど、おつまみしか並んでいません。 「ポテトは…?」と不安に思っていると、上機嫌な義母が「孫ちゃんにお年玉代わりのご馳走よ~!どうぞ!」と、息子に一皿差し出しました。
ご馳走というワードに目を輝かせて「いただきます!」と手を伸ばす息子。 しかし、皿の中身を見た瞬間、血の気が引きました。 そこに乗っていたのは、黒豆と板わさ、そして…大人用のミックスナッツだったのです。
2歳児に硬いナッツなんて、誤嚥の危険が高すぎて命に関わります。 息子がナッツを口に入れようとした瞬間、私は思わず叫びました。
「食べちゃダメ!!」
息子の手をバシッと掴み、慌てて皿を奪い取りました。 突然の大声に息子はキョトンとし、義母は「なによ、大げさねぇ。よく噛めば平気よ?」とヘラヘラ笑うだけ。 結局、約束していたポテトも出てくることはなく、息子が食べられそうなものも皆無でした。
「もし私が目を離していたら…」と想像するだけでゾッとしました。 危機意識の欠片もない義実家には二度と行かないと固く誓い、翌年からは訪問を断っています。
(女性/33歳/専業主婦)
結婚後、義家族との関係に戸惑うことは決して珍しくありません。 小さなすれ違いが大きなわだかまりにならないよう、日々のやりとりを丁寧に重ねていきたいですね。
みなさんも自分の気持ちを大切にしながら、少しずつ良い関係を築いていけますように。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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