「なんで俺の忘れ物に気付かんのや！」飲食店で激高する男性。直後⇒居合わせた客の【冷静な一言】に赤面して…

泥酔客を黙らせた一言

私が高校生のとき、和食屋さんでアルバイトをしていたころの話です。その店には、たちの悪い常連さん（いつも泥酔状態で来店）がいて、いつも理不尽なクレームや文句ばかり言ってくる“困った客”として有名でした。

ある日、運悪く私がレジでその方の担当になってしまいました。私は（何事もなく終わりますように…）と心の中で呟きながら、世界一スピーディーに会計を済ませ、退店していただきました。

しかし、1分もしないうちにその常連さんが戻ってきたのです。「忘れ物をした」と言うのですが、私はちょうどレジで別のお客さまの対応中でした。

そのまま忘れ物を取って帰ってくれればよかったのですが、あろうことか男性はレジにいる私に向かって怒鳴り散らしてきたのです。

「おい！！なんで俺の忘れ物に気づかんのや！お前が忘れとったんだろ！ちゃんと見ろ！」

完全に八つ当たりです。「はい、すみません」と適当にあしらっていた、そのときでした。

目の前で接客中だった別のお客さまが、ポツリと口を開きました。

「いい年こいて、そんな大声出すなんて恥ずかしいですよ」

その一言は、店内によく響きました。怒鳴っていた常連さんは図星を突かれたのか、みるみるうちに顔を真っ赤にさせました。

そして何も言い返せず、本当に恥ずかしそうに小さくなって帰っていきました。

（女性/26歳/会社員）

お店などの公共の場でトラブルが起きると、当事者でなくてもその空気に緊張してしまうもの。周囲にいる私たちも含めて、みんなが気持ちよく過ごせる空間であってほしいですよね。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。