ガソスタで…男性客「レギュラー満タン」店員「はい」だが給油後⇒同僚「警察呼んで！」その理由にゾッ…

夜勤明けの警察署

これは私がガソリンスタンドで働いていたときの話です。 そこは24時間営業のフルサービス店でしたが、深夜はお客様も少なく、普段は静かな時間が流れていました。

その日、私は夜勤シフトに入り、同僚と2人で勤務していました。 事件が起きたのは、深夜3時を回った頃。 1台の車が来店したときのことです。

乗っていたのはごく普通の中年男性で、落ち着いた声で「レギュラー満タン」と注文されました。 私は「はい」と答え、給油を開始。 続けてもう1台が来店したため、私と同僚は手分けをして対応に当たりました。

同僚が男性の車の給油を終え、キャップを閉めたその瞬間です。

背後から突然「警察！警察呼んで！」と同僚の大きな声が聞こえたのです。

その悲鳴のような声に驚いて振り返ると、なんとその男性、お会計もせずに車を発進させていたのです。

同僚は血相を変えて車を追いかけますが、車は一度もブレーキを踏むことなく、夜の闇へ消えていきました。 あまりに堂々とした犯行で、一見「普通の人」に見えた男性の、迷いのない逃走劇に背筋が凍りました。

結局、私たちは夜勤明けの眠い目をこすりながら警察署へ行き、被害届の提出などで昼頃まで拘束されることになりました。

（男性/48歳/会社員）

日常の移動も、安全第一で

通勤や買い物など、日々の生活に欠かせない車。 けれど、ときには思いがけないトラブルに巻き込まれることもあります。

もしもの場面では落ち着いて行動することを意識して、自分の身を守ることを最優先にしたいですね。

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。