空港で…私「財布を拾いました」受付「お預かりします」数日後⇒受付「落とし主の方が…」驚愕の展開に涙…

空港で…私「財布を拾いました」受付「お預かりします」数日後⇒受付「落とし主の方が…」驚愕の展開に涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

国境を越えた「当たり前」

私が20代前半のころ、空港で働いていたときのことです。

ある日、到着ロビーで勤務中にひとつのお財布が落ちているのを見つけました。 すぐに空港の案内所へ行き、係の方に声をかけました。

「すみません、ロビーでこの財布を拾いました」そう言って差し出すと、受付の方は「ありがとうございます。こちらでお預かりしますね」と丁寧に対応してくれました。

中身を一緒に確認すると、外国の紙幣と身分証明書が入っていました。 どうやら日本へ旅行に来た外国の方のもののようです。 私は「無事に戻るといいな」と思いながら、自分の連絡先だけ伝えて仕事に戻りました。

それから数日後。 案内所の方から 「先日のお財布の件ですが、無事に落とし主の方が現れました!」と電話がありました。

よかった、と安心したのも束の間、受付の方が「その落とし主の方から、あなた宛に『お礼』をお預かりしているんです」と言われて驚きました。

恐縮しつつも案内所へ向かい、渡された封筒と紙袋を見て、思わず声を上げました。 なんと中には、現金3万円と高級なお酒が入っていたのです。

案内所の方によると、落とし主の方は「財布が盗まれずに戻ってくるなんて信じられない! 日本ではこんな奇跡が起きるのか!」と、涙が出るほど感動していたそうです。 日本では「落とし物を届ける」のは当たり前のことですが、海外の方からすると「ありえない奇跡」なのかもしれません。

私のちょっとした行いが、誰かの旅の思い出を温かいものにできたなら嬉しいな、と誇らしく感じた出来事でした。

(男性/29歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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