子育てサロンとは、おやこで参加できる「仲間づくりの場・憩いの場」です。主に公民館や児童館などの地域の施設で運営されており、ほとんどのサロンは無料で利用できます。
多くのメリットがある「子育てサロン」ですが、なんだかよくわからない場所で心配…と利用を躊躇している人もいるかもしれません。
この記事では子育てサロンの利用経験があるママライターのFusaeが、子育てサロンの内容や支援センターとの違い、怪しいサロンの見極め方についてじっくり解説します。
子育てサロンは、おやこで参加できる地域密着の「交流の場」のこと。公民館や児童館などの地域の施設で運営されています。運営は市区町村のほか、民生委員などのボランティアによるものもあり、「子育て広場」や「つどいの広場」などのネーミングがされていることも。
子育てサロンでは、次のようなことができます。
子育てサロンに出かけるときは、特別な持ち物は必要ありません。おむつやおしりふき、ハンドタオルなど、いつものおでかけと同じで大丈夫。そして、一部の予約制サービスを除き、事前予約も不要のことが多いでしょう。
子育てサロンはママ・パパ同士でおしゃべりをしたり、情報交換ができる場所です。子どもが楽しく遊べるおもちゃがそろっているため、子ども同士の交流もできます。
他人の目を気にせず過ごせるのも、子育てサロンの良いところです。子連れのママ・パパが集まっているので、多少の粗相はお互い様。「うるさくないかな?」「迷惑になっていないかな?」と周囲を気にして疲れてしまうこともありません。
また、同じ地域に住んでいるママ・パパが集まるため、その地域ならではの情報が手に入ることも。あまり知られていない子育てサービスや子連れで行きやすいお店など、情報共有するのも楽しいですね。
子育ての悩みを相談しやすい環境なので、不安や疑問を思い切って話してみるのも良いでしょう。もちろん、ただ世間話をしてもOKです!
サロンのスタッフに、子育て相談をすることができます。子育て相談は近くに親しい友人や相談相手がいないママ・パパに、ぜひおすすめしたいサービスです。
毎日子どもと向き合っていると「これで良いのかな?」「このままで大丈夫かな?」と感じることはありませんか?不安や疑問を相談できる相手がすぐそばにいるのは心強いもの。小さなことでもサロンのスタッフに聞いてみましょう。地域のおすすめサービスや、意外な解決方法を教えてもらえる可能性もあります。
また、栄養士や看護師が来るケースもあり、その際は健康相談にのってもらえます。筆者の利用していたサロンでは、いつも食べている食事をお弁当箱に入れて持っていくと栄養士に見てもらえる日がありました。(しかも無料です。)栄養バランスや離乳食の進み具合が気になるママ・パパにとって、ありがたいサービスだと感じましたよ!
手遊びなどのアクティビティに参加できるのも子育てサロンの特徴です。サロンのスタッフが主導して、おやこで楽しめる手遊びや絵本の読み聞かせなど、さまざまなプログラムを行ってくれます。
集中力やコミュニケーション力など、さまざまな能力の発達を促す「リトミック」を実施している子育てサロンもありますよ!
ふだんと違う遊びを経験することは、子どもに良い刺激になるはず。サロンで覚えた手遊びを、帰宅後に自宅でやるのも楽しいですね。読み聞かせで気に入った絵本を図書館で借りるのもおすすめです。
子育てサロンでは、ママ・パパ向けの講座を開催しています。例えば、次のような講座があります。
また、新聞紙や折り紙を使った工作講座や、クリスマスなどの季節のイベントに合わせた講座が開かれることも。子どもといっしょに楽しめる講座もあるので、気になる講座にぜひ参加してみましょう。
多くの場合、講座に参加するには事前申し込みが必要です。講座の内容や開催スケジュールは各サロンによって異なるため、詳細は自治体のホームページや地域の広報誌を確認してください。
子育てサロンの中には、一時保育を実施しているところもあります。近くに一時保育が利用できる保育園がないなら、子育てサロンで預かってもらえないか聞いてみましょう。用事があるときだけでなく、リフレッシュしたい時や1人の時間が欲しい時にも利用可能です。
費用はサロンによって異なりますが、1時間あたり500円ほどで預かってくれるところも。ただし、一般的には事前に下記のような手続きが必要です。
子育てサロンが利用できる子どもの年齢は、一般的には0〜3歳となっています。地域によっては小学校就学前まで利用が可能です。
また、利用資格は事前登録してあることや、市の住民であることなど、サロンによって異なります。詳細は子育てサロンのホームページを確認するか、電話で問い合わせてみてください。
市区町村のホームページや地域の広報誌に、子育てサロンを利用できる時間が掲載されています。利用時間内であれば自由に参加できるため、思い立った時に出かけてみましょう。
利用前に登録が必要なサロンは、事前に登録を済ませておきます。筆者が利用していたサロンは、当日サロンへ行ってから登録をして、そのまま利用することができました。
また、自治体によってはサロンの混雑状況をホームページで公開しています。たくさん人がいると緊張してしまう子どもや、ゆったりと利用したいママ・パパは、こうした情報を参考にするといいですね。
子育てサロンと似た言葉の「子育て支援センター」。子育てサロンとほぼ同じ意味で使っているケースもあり区別がつきにくいですが、一般的には次のような違いがあります。
子育てサロンは行っても行かなくてもどちらでも構いません。
子育てサロンのメリットは、同じ地域のママ・パパと交流ができたり、子育ての悩みを相談できることです。子育ての不安を共有できたり、情報交換ができたり、人とのつながりが欲しい人には向いています。
また、子育てサロンは子どもにとっても楽しい場所。家にないおもちゃで遊べたり、お友だちと交流ができたり、良い刺激となるでしょう。
一方、家にずっといても苦にならない・人見知りで気疲れしてしまうというママ・パパは、子育てサロンを利用しなくてもOK。子どものために無理をしてサロンへ出かけなくても、気分転換や情報収集の手段はたくさんあります。公園で名前の知らないお友だちと遊ぶことも、立派な交流です。
もし子育てサロンがどんな場所なのか気になるなら、勇気を出して一度出かけてみましょう。ほかのおやこと会話しなくても大丈夫。子どもを安全な場所で自由に遊ばせながら、ぼーっとしているママ・パパもいます。
筆者の息子は子育てサロンに着いたとたんウトウトし始め、サロンのベットで1時間半お昼寝。結局遊ばずそのまま帰ってきたことがあります。
子育てサロンの使い方は人それぞれ。気楽な気持ちで出かけてみてはいかがでしょうか?
育児中のママ・パパにとってありがたい存在の子育てサロンですが、子育てサロンと称して宗教勧誘やマルチ商法を目的としたサロンもあるので、注意しましょう。
子どもを連れて歩いている時に「子育てサロンに来ませんか?」と声をかけられたら、怪しいサロンの可能性があります。勧誘目的の悪質なサロンは公民館や市の施設を借りて開催されることもあるため、必ず以下のような内容を調べてから出かけましょう。
子育てサロンはおやこで参加できる交流の場です。誰かと話したい・いつもと違う環境で子どもを遊ばせたいと思ったら、子育てサロンに出かけてみましょう。きっとおやこで楽しい時間を過ごせますよ!
ライター Fusae
元美容部員Webライター。元気いっぱいの男児の育児に奮闘中です。趣味は梅干し作りと味噌作り。肩こり・腰痛予防のため、ホットヨガを始めました。子育てにまつわる疑問や不安に、わかりやすい言葉で応えます。
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