エピソード記事

困っている人に手を差し伸べる…当たり前のようで、実は勇気がいることですよね。 でもその優しさが、巡り巡って素敵な奇跡を呼ぶことも。 今回は、そんな心温まる『情けは人の為ならず』な実体験をご紹介します。
目次

忘れ物が繋いだ大型契約

数年前、私がイタリアンレストランで食事をしていたときの話です。 隣の席では地方から出てきたと思われるご家族が楽しそうに食事をしていて、幸せそうな様子で退店されました。

しかし、ふと彼らが座っていたテーブルを見ると、椅子の上に大きな百貨店の紙袋が置き忘れられていたのです。中身は高級な和菓子。 そういえば食事中に「新幹線の時間が迫っている」と焦った様子で話していたのを思い出しました。

「これは大変だ!」と思った私は迷わず袋を掴んで立ち上がりました。 お店のマスターも厨房の手が離せなかったようで、「ごめん、届けてくれるか!?」と私に託してくれました。

そこからは駅まで全力疾走です。 息を切らして改札付近へ行き、必死にご家族を探しました。 そして、発車ベルが鳴る直前の改札前でなんとかお渡しすることができたのです。 お父さんは驚きながらも「本当にありがとう!」と何度も頭を下げて去っていきました。

それから数年後。 時は流れ、私が地方の会社へ営業に伺ったときのことです。 応接室に通され、名刺交換をした社長の顔を見て息を呑みました。 なんと、あのご家族のお父さんだったのです。実は彼は、地元で会社を経営している社長様でした。

私の提案を聞いた後、彼はこう言って笑いました。

「君に仕事を任せるよ。あのときの誠実な対応を私は信じているからね」

私の顔を覚えていてくれたこと、そして過去の行動が仕事に繋がったこと。 誠意を持って行動すれば、必ず誰かが見てくれているんだと実感した出来事です。

(男性/50歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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