今は新聞をとっている家庭も少ないと思いますが、新聞紙を丸めたり、ちぎったり、折ったりと、自由に触れる遊びがおすすめ。ボールを作って的当てゲームをしたり、ちぎった新聞紙を散らかしてお風呂に見立てて人形遊びをしたりと、さまざまなアイデアで楽しめます。後片付けも比較的楽なのでスペースを決めて紙吹雪などやりたい放題!もおすすめです。
お家にあるお菓子や文房具、おもちゃなどを商品に見立てて、家族でお店屋さんごっこをしてみましょう。レジ打ちや接客、商品の陳列など、役割を決めてリアルなお買い物ごっこを楽しめます。
布団やタオルを使った遊びも室内ならでは。布団の上でごろごろ転がったり、タオルを頭に巻いてかぶと虫になりきったり。親子で身体を動かしながら触れ合うことで、子どもが心から安心しながら楽しめる時間になります。
お気に入りの絵本を読んだり、大人が好きな話や創造のお話(素話)を楽しんだりしてください。子どもは親がつくってくれるお話が大好きです。親子で物語の世界に浸るひとときは、心温まる時間になります。寝る前や遊びの合間など、心を落ち着かせたいときにおすすめです。
身の回りのものを使った音当てゲームは簡単にできておすすめです。例えばハサミを切る音とか、水が落ちる音とか日常にあふれている音をクイズにすることで音への感性が育ちます。乳酸菌飲料のケースにお米や小豆を入れてマラカスにするなど、手作りの楽器づくりも、興味の醸成に役立ちます。
大きなダンボールを広げて、親子で思い思いの絵を描いてみましょう。クレヨンや絵の具、マーカーなど、お好みの画材を使って自由に表現する楽しさを味わえます。大きなダンボールをつなぎ合わせて段ボールハウスをつくれたら最高です。お子さんがほっと落ち着ける居場所になることもあるでしょう。
お気に入りの絵本をもとに、身近にあるものを使って紙芝居を作ってみましょう。登場人物の絵を描いたり、小道具を作ったりと、親子で一緒に準備する過程も楽しいですよ。できあがった紙芝居で、家族に向けて発表会をするのも良いですね。
小麦粉粘土や片栗粉プール、スライム作りなど、さまざまな素材の感触を楽しむ遊びにチャレンジしてみてください。触覚を刺激する活動は、子どもの感覚統合(五感の機能向上)を促します。空いた牛乳パックに水を入れて凍らせて、翌日タライに取り出せばひんやりとした感触を楽しめて、夏にぴったりです。
野菜を洗ったり、具材を混ぜたり、盛り付けをしたり、ときには一緒に包丁で切ってみてもいいでしょう。手が切れにくい子ども用の包丁もあります。園でのキャンプをきっかけに自分の包丁が欲しい!と自宅でリクエストが出た家庭もいます。親子で協力して料理を作る楽しさを味わいながら、食育にも繋げていきましょう。
背中に乗せてお馬さんになって、走ったり跳ねたり、倒れ込んだりすることが嫌いな子に会ったことがありません。いつでもどこでもできる遊びとしておすすめです。他にもダンスや体操など、親子でお気に入りの音楽に合わせて身体を動かせば、ストレス発散にもなります。YouTubeを活用すればお子さんの好みに合ったものが見つかるはずです。
文・監修:でん吉(保育士)
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