無理強いは絶対NG!「毎日同じものしか食べない子」が自ら新しい味に挑戦したくなる食卓の秘密

無理強いは絶対NG!「毎日同じものしか食べない子」が自ら新しい味に挑戦したくなる食卓の秘密
毎日うどんばかり、あるいは特定のパンやふりかけご飯しか食べない。 せっかくいろいろな食材を用意しても、同じメニューばかりを要求されると、栄養が偏ってしまうのではないかと親としては焦りを感じてしまいます。 しかし、幼児期の子どもが特定の食べ物に執着するのは、わがままや偏食だけが理由ではありません。 今回は、同じメニューを求める子どもの心理と、安心できる味覚のベースを守りながら食の世界を広げる方法についてお話しします。
目次

1. 同じものを求める行動は安心感を食べている証拠

幼児期の子どもは、見慣れないものや初めての味に対して強い警戒心を抱きます。 これは新しい食べ物を毒かもしれないと疑う、人間が本来持っている生存本能の表れです。

毎日同じメニューを要求するのは、その食べ物が絶対に安全で、自分が確実に美味しく食べられると知っているからです。 つまり、子どもは単に栄養を摂っているだけでなく、確実な安心感を一緒に食べて心を落ち着かせている状態なのです。

2. 栄養バランスは1日ではなく1週間単位で捉える

毎食のメニューが偏っていると、どうしても1日の栄養不足が気になってしまいます。 しかし、子どもの栄養バランスを毎食、あるいは1日単位で完璧に揃える必要はありません。

今日は炭水化物ばかりだったけれど、週末に野菜スープを少し飲めたなど、1週間という長いスパンで大まかに栄養が取れていれば十分だとハードルを下げてみてください。

親が栄養管理の焦りを手放すことで、食卓の空気は格段に穏やかになります。

3. 安心できるベースキャンプを守りながら小さな冒険に出る

新しい食材に挑戦させるときは、子どもが絶対に食べるいつものメニューをベースとして必ず食卓に並べてあげてください。 安心できるお皿が目の前にある状態を作った上で、ほんの一口だけ新しいおかずを小皿で添えます。

もし食べられなくても無理強いはせず、いつものメニューを美味しそうに食べていればそれで大正解です。 絶対的な安全があるからこそ、子どもは少しずつ味覚の冒険に出る勇気を持つことができます。

4. 酵素が引き出す自然な甘みで味覚の幅を広げる

安心できる味覚を少しずつ広げていく工夫として、自然由来の優しい甘みを取り入れるのも非常に効果的です。 たとえば、お米を発酵させて作る甘酒などは、酵素の働きによって引き出された自然な甘みがあり、味覚が敏感な子どもでも受け入れやすい特徴があります。

いつものメニューの味付けにほんの少し発酵食品の旨味や甘みを足してみるなど、無理のない範囲で新しい風味との出会いを演出してあげてください。

5. 食べなくても食卓に並べ続けることの隠れた効果

新しい食材を一口も食べなかったとしても、そこで諦めて食卓に出すのをやめてしまうのはもったいないことです。 子どもは、親が美味しそうに食べている姿を見たり、毎日食卓でその食材を目にしたりするだけで、少しずつ警戒心を解いていきます。

今はまだ食べる準備ができていないだけだと割り切り、ただ風景として食卓に並べ続けるだけでも、未来の食わず嫌いを克服するための立派な種まきになります。

まとめ

同じメニューばかりを欲しがるわが子に不安を抱くのは、子どもの健やかな体の成長を誰よりも真剣に考え、毎日の献立に悩んでいる愛情深い証拠です。

今はまだ、安全で安心できる世界の中で、食べる楽しみを確かめている大切な時期です。 次に同じメニューを要求されたときは、栄養の焦りを少しだけお休みして、またこれだねとおやこで笑い合いながら食事を楽しんでくださいね。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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