世の中の流れもあいまって、性差を気にせず子育てしたいという意見も多い一方で、明らかに女の子のお友だちとは異なる息子の理解しがたい行動に、どう接したらいいのか戸惑っているママたちも多い様子…。
そこで【ちょっと大変!?男の子育児】小学生以降の子育てがぐ~んと楽になる!6歳までに教えたいたった2つのことに続き、とくに6歳までの男の子を育てるときのコツを、家庭教育アドバイザーのTERUさんに教えてもらいます。
もちろん、男の子全員に当てはまるわけではありませんが、その傾向を知ることで、母親にとって異なる性でもあり理解しづらいことが多い男の子の育て方のヒントが見えてくるはずです。
今回は、多くのママやパパが大丈夫かな?と心配していたり、直したいと思っていることが多い男の子の言動について。
親のとらえ方一つで成長につながるとTERUさん。具体的に解説していただきましょう。
男の子を育てるのは大変…そう思う親御さんの気持ちや大変さはよくわかります。
しかし、手に負えないような問題行動があったとしても、また一見短所に見える部分にも、じつは男の子を大きく成長させるチャンスと長所が隠れています。
それを見逃してしまうのは、とてももったいないことなので、私が男の子と接するときの前提としている考え方をお伝えしたいと思います。
これらはすべてを許容するわけではなく、悪いことを悪いとはっきり伝える必要がある場面もあります。
重要なのは、親が子どもの行動をどう見るかです。
その行動をマイナスなことととらえるのか、プラスなことととらえるのか。
この親の見方が、男の子の成長に大きく影響します。私自身が実践して重要だと思うことなので、子育てのひとつの視点として取り入れてみていただけるとうれしいです!
女の子と比べると発達の差が気になるという声が多く聞かれます
男の子はどうしても、精神的にも知的にも女の子より発達が遅くなります。しかし、遅くても12歳ぐらいまでにはちゃんと追いつくので心配する必要はありません。
「〇〇ちゃんはあんなにできるのに…」など、まわりの女の子と比べていいことはひとつもありませんから、わが子と信じてどんと構えていてあげてほしいと思います。
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親の見方次第で一見問題行動ととらえがちな言動をプラスにとらえることができる…TERUさんが示す12の視点に、ハッとしたママ・パパも多いのではないでしょうか。
「もう!」となる前にいったん立ち止まって、前向きにとらえられると、ずいぶん接し方も変わりそうです。
男の子の性質や気持ちの変化に気づき、あらゆる場面を成長のチャンスととらえることができれば、親の気持ちも楽になりますね。
家庭教育アドバイザー TERU
幼児教育の講師。 1000人以上の子どもたちと関わってきた経験をもとに、0~12歳の保護者向けに知育、育脳、子どもとの接し方など家庭教育情報を発信している。登録者8万人超のYouTubeでは"子どもを成長させる"実践的な子育て動画を配信中。
YouTube:子育て勉強会 TERU channel
Twitter:@TERUkyoiku
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ライター 西方 香澄
徳島で生まれ育ち、大学進学を機に神戸へ。養護教諭・児童発達支援など教育に従事したのち独学でライティングをはじめる。夫・1歳になった娘とクリエイティブな毎日をつくるため、現在デザインも勉強中。
男の子の育児が大変で「手に負えない」と困り果てる親御さんもいるようです…