昨年同様、今年の夏も暑さをしのぐだけでなく、換気を促進するためにも扇風機がより活躍しそうですよね。
涼しい一方で、なぜか子どもたちの興味をひいてしまうのが扇風機の羽根!
動いている羽に触ろうとする子どもの手を「危ないよ!」と止めたことがある親は多いのでは?
そんな子どもの指が扇風機に巻き込まれる事故を防ぐために、ネット型の扇風機カバーをつけて安心しているすべての親御さんに驚くニュースが! じつは、この扇風機カバーをつけているだけでは事故は十分に防げないんです。
扇風機カバーによる事故防止の効果より編集部作成
東京都の調査によれば、扇風機カバーの使用経験者のうち、扇風機カバーを使用していても子どもが「ケ ガをしそうになった」と回答した人が 31.6%(390人)、実際に「ケガをした」と回答した人が 0.9% (11 人)いたそう。
なんと扇風機カバー使用経験者のうち、約3人に1人が扇風機カバーを使用していても子どもがケガをしそうになったり、ケガをした経験があること がわかったのです。
東京都では、調査結果をうけて都内の店舗で売られている扇風機カバー14商品を2種類の扇風機に取り付けて、商品テストを実施。 すると多くの商品に、カバーが簡単に外れてしまう、カバーを取り付けていても指が扇風機の羽根に接触してしまうなどの危険性があるとわかったのです。
商品テストの結果、見えてきたのは以下3つの危険性です。どれも一見、安全そうに見えるのですがちょっとした刺激や隙によって、事故につながってしまいそう…。
下方向に力をかけると、カバーが簡単に外れてしまう(14商品中5商品)
カバーの上から力を加えて、幼児の指に見立てた棒を押し込んだとき、カバーがたるんで指が羽根に接触してしまう(14商品中11商品)
カバーを取り付けていても扇風機の裏側にカバーがかからない部分があり、指に見立てた棒が羽根ガードの隙間に入って羽根に接触してしまう
調査結果を受けて、東京都では以下のようなアドバイスを行っています。
夏の生活に欠かせない扇風機。使用頻度が上がりそうなこの夏は、とくに扇風機の事故やケガに注意しておきたいですね。
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