「これ、貸して!」と言われても、自分のおもちゃを友だちに貸せない子どもは少なくありません。 そのときの気分も大きく影響するところです。
しかしながら、シェアできないからといって、心配する必要はありません。 ここでは、おもちゃをシェアするのが苦手な子どもへの向き合い方と、シェアする心を育てるコツを5つご紹介します。
幼い子どもにとって、自分の大切なものを他人に貸すのはとても難しいことです。 誤った働きかけをしてしまうと「貸してあげられない自分はダメな子だ」と自信をなくしてしまうこともあるでしょう。
まずは、シェアできないのは成長の過程では自然なことだと捉えましょう。 大人だって自分が夢中になっているものを「突然貸して」と言われたら嫌ですよね。
焦らず、子どものペースに寄り添うことが大切です。
シェアしたくない子どもの気持ちに、まずは共感してみましょう。 「○○が大好きだから、貸すのは嫌だよね」「友だちに取られちゃうんじゃないかって心配なんだね」と、子どもの感情を肯定的に受け止めてあげることです。
他のパパやママの手前、難しいかもしれませんがそれが子どもと向き合う、ということです。 まずは否定せずに気持ちに寄り添うことが、子どもの心を開くカギになります。

「いっしょに遊ぶと楽しいね」「友だちが喜んでくれたね」と、シェアすることのうれしさを伝えてあげましょう。 おもちゃを介して友だちと楽しい時間が過ごせたとき、子どもはシェアすることのよさを自然と学んでいきます。
パパやママが手本となって、子どもに物を分け与えて、喜びを体験させることも大切です。
「貸してあげられないの」と素直に態度や言葉で主張できることは、とても大切なスキルです。 むしろ、はっきりと「ごめんね、これは貸せないんだ」と伝えるための方法を伝えてあげてもいいでしょう。
自分の気持ちをしっかりと主張できるようになることが、コミュニケーション力の基盤になります。
子どもにとって、すべてのおもちゃを貸すのは難しいもの。 一番のお気に入りは「これは貸せないおもちゃんだね」と事前に確認し、それ以外は「これは貸してもいいかな」といっしょに考えたりしてあげるのもおすすめです。
ただし、無理強いは禁物です。 子ども自身が貸し借りのルールを決めたり、その感覚を実践するサポートをしてあげたりすることで、シェアすることへの抵抗感が減っていくはずです。
おもちゃをシェアできないのは、子どもの成長過程ではよくあることです。 まずは子どもの気持ちに共感し、言葉や態度で意思を伝えることの大切さを教えてあげましょう。
そして、シェアすることの楽しさを体験できる機会も作ってあげてください。 無理強いせず、子どものペースでシェアする心を育んでいくことが何より大切です。
今はシェアできなくても、いつかきっと身につく日が来るはずです。 焦らず、温かく見守ってあげたいですね。
ライター / 監修:でん吉(保育士)
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