幼児期の友だち関係は、子どもの社会性や人格形成に大きな影響を与えます。 でも、その関係性がどのように育まれているのか、親にはなかなか見えにくいものです。
ここでは、保育の現場から見えてくる、子どもの友だち関係の育ち方を5つの段階に分けてご紹介します。

1~2歳頃は他の子どもと関わりを持つよりも、一人で遊ぶことに夢中な時期。 積み木で塔を作ったり、絵本を眺めたりしている姿をおうちで見たことはありませんか?
自分の世界に没頭する中で、じっくりと集中力を育んでいきます。 他の子どもの存在は意識しつつも、まだ直接的な関わりは少ないのが特徴です。
2歳頃になると、友だちと同じ空間で遊ぶようになります。 隣同士で砂遊びをしたり、ブロックを積んだりする姿があるでしょう。
でも、まだ協力し合うというよりは、自分の遊びに集中しているのが特徴です。 この時期の子どもたちは、友だちの存在を意識しながら、少しずつ社会性の芽を育んでいるのです。
3歳頃からは、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを感じ始めます。 「一緒に鬼ごっこしよう」「ままごとしたい」と、共通の目的を持って遊ぶようになってきます。
でも、ルールのある遊びはまだまだ苦手な段階です。 自分の思い通りにいかないと、トラブルになることも珍しくないでしょう。
友だちと関わる楽しさと難しさ、両方を経験する大切な時期と言えるでしょう。
4~5歳になると、次第にルールのある遊びを楽しめるようになります。 友だちと協力してゲームを進めたり、役割分担をしてごっこ遊びを展開したりするようになってきます。
自分の思いを主張しながらも、友だちの気持ちを考えて行動できるようになってくるのが特徴です。 時にはけんかもしますが、そこから学ぶことも多い時期になります。
友だち関係が深まっていく過程が見られます。
5歳後半~6歳頃になると、友だちとの絆がさらに深まっていきます。 共通の目標に向かって、自分の役割を果たそうとする姿が見られるようになるのです。
ルールを理解し、みんなで協力する楽しさを味わえるようになってくるでしょう。 遊びを通して、社会性やコミュニケーション力を高めていく時期と言えるでしょう。
幼児期の友だち関係は、一人遊び、並行遊び、連合遊び、協同遊び、共有遊びなど段階を経ながら育まれていきます。 それぞれの時期に見られる特徴を理解することで、子どもの成長をより深く見守ることができるはずです。
けんかやトラブルは付き物ですが、それも成長のサインです。 トラブルは、人が成長していくうえで欠かせない営みの一つです。
温かく見守りながら、必要なときには適切な援助をしてあげましょう。 保育の現場から見える子どもの姿を通して、私たち大人も一緒に成長していけたらいいですね。
ライター / 監修:でん吉(保育士)
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