「早く泣きやんで…」はちょっと待って!保育士が教える『たった一言の共感』で子どもの涙がピタッと止まる

「早く泣きやんで…」はちょっと待って!保育士が教える『たった一言の共感』で子どもの涙がピタッと止まる
子どもが泣いているとき、「どうして泣いているの?」「泣かないで」とつい声をかけてしまうことはありませんか? でも、そんなときに子どもが本当に求めているのは、なだめるではなく気持ちに共感してくれることです。
目次

「泣きやませる」ことがゴールじゃない

子どもが泣きはじめると、親としてはなんとか落ち着かせてあげたい、泣きやませたいという気持ちになります。 外出先や時間がないときなどは、特に「早く泣きやんで」と焦ってしまうこともあるでしょう。

けれど、子どもにとって“泣く”という行動は、感情を外に出す大切な手段です。 言葉でうまく伝えられない年齢の子どもにとっては、泣くことでしか表現できないこともたくさんあります。

そんなとき「泣かないの」「うるさいよ」と気持ちを否定されると、子どもは「分かってもらえなかった」と感じてますます不安になってしまうのです。

必要なのは「気持ちをわかってもらえる」こと

子どもが泣くとき、いちばん欲しいのは「どうしたの?」「悲しかったね」「びっくりしたね」といった共感の言葉です。 内容が合っているかどうかよりも「あなたの気持ちに寄り添いたい」という姿勢が、子どもの心に届きます。

子どもは、気持ちをそのまま受け止めてもらえる経験を積み重ねることで、自分の感情に向き合う力が育っていきます。 反対に、いつも「泣くのはダメ」「早く泣きやんで」と言われていると「泣いてはいけない」「気持ちを出しちゃいけない」と思い込み、感情をうまく出せなくなってしまうことも。

共感の言葉は、子どもにとって毛布のような存在です。 泣いている気持ちを受け止めてもらえることで「大丈夫」「愛されてる」と感じられるのです。

「共感」が子どもの自己肯定感を育てる

共感される経験は、子どもの自己肯定感を大きく育てます。 「わかってもらえた」という経験を通して、子どもは「自分の気持ちは大切にしてもいいんだ」「自分は大切にされている存在なんだ」と感じられるようになります。

また、大人の共感を受けた子は、成長するにつれて、他人の気持ちにも寄り添えるようになります。 「自分がしてもらってうれしかったこと」は、自然と「人にもしてあげたいこと」になるのです。

泣き声の奥にある“気持ち”に目を向けて

泣いている子どもを前にすると「どうしてまた…」とため息が出てしまうこともあるでしょう。 でも、少しだけ立ち止まって「この子は今、何を感じているんだろう?」と考えてみてください。

泣く理由は、悔しさだったり、寂しさだったり、眠さだったり…。 そのときの状況や子どもの気持ちによってさまざまです。

だからこそ、「気持ちをわかってもらえた」という体験が、何よりの安心になります。 完璧に対応しなくて大丈夫。

「悲しかったね」「がんばったね」と、共感のひとことを添えるだけで、子どもの心はふっと軽くなるのです。

まとめ

子どもが泣くとき、本当に求めているのは泣きやむことではなく、気持ちに寄り添ってもらえることです。 「泣かないで」と言う前に「どうしたの?」「悲しかったね」と共感する言葉をかけてあげるだけで、子どもの心は安心します。

共感される経験は、子どもの自己肯定感を育み、感情を受け止める力にもつながっていきます。 子どもの涙の奥には、伝えたい気持ちが隠れていることを、どうか忘れないでください。

ライター/監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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