子どもが「ママ嫌い!」と言うとき、それは本当に嫌いだからではありません。 多くの場合、伝えきれない気持ちのもつれや、甘えの気持ちが含まれています。
・やってほしかったのに、ママが手伝ってくれなかった
・もっと一緒にいたいのに、離れなきゃいけなかった
・自分の気持ちをわかってもらえなかった
そんなとき、子どもはどうしたらいいかわからず、強い言葉で感情をぶつけてしまうのです。
子どもが「嫌い!」と言える相手は限られています。 保育園や園の先生、よその人にはまず言いませんよね。
それは、ママが「絶対に自分を見捨てない」と信じているから。 たとえ嫌なことを言っても、「大丈夫」と受け止めてくれる存在だと知っているのです。
「嫌い!」という言葉の裏には「本当は好き」「本当はわかってほしい」という気持ちが込められているのです。
もちろん、どんな理由があっても、子どもの「ママ嫌い!」は親の心にこたえるもの。 悲しくなったり、怒りたくなったりするのは自然なことです。
そんなときは、まず自分の気持ちも大事にしてください。 「ママも悲しかったな」「ママはあなたのこと大好きだよ。だから、そんなふうに言われるとつらいな」
感情的になって言い返すより、自分の気持ちをやさしく言葉にすることで、子どもは気持ちの伝え方を少しずつ学んでいきます。
子どもがママにわがままを言えるのは、「愛されている実感」があるからこそ。 本音をぶつけられるのは、おやこの信頼関係がしっかり育っている証です。
一時的な言葉に傷ついても、根っこの部分には「安心」があることを思い出してみてください。
「ママ嫌い!」という言葉に、優しさで返すことは簡単ではありません。 でも、そこで「あなたの気持ちをわかろうとしてるよ」と伝えることが、子どもの心を深く満たしていきます。
子どもはその経験を通して、「どんな気持ちも受け止めてもらえる」「人にやさしくしよう」という感情の土台をつくっていくのです。

「ママ嫌い!」は、子どもが安心できる場所にいる証。 本音を出せるほど信頼されている関係だからこそ出る言葉です。
傷つくこともあるかもしれませんが、それでも変わらず子どもを愛し続ける姿勢が、おやこの絆を深めていきます。 その言葉の奥にある「大好き」「わかってほしい」を受け止めて、今日もおやこの時間を大切に過ごしていきましょう。
ライター/監修:でん吉(保育士)
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