ママの多くは、言葉にしなくても気持ちを察したり、相手の様子を見て行動したりすることに長けています。 でも、それがすべての人にとって当たり前とは限りません。
とくに、家事や育児に関する「大変さ」や「緊急度」は、実際にその場に立ってみないと伝わりづらいことも多いものです。 「なんでこんなにバタバタしてるのに気づかないの?」と思っても、まずは「してほしいこと」を具体的に伝えることからはじめてみてください。
ママの願いを“依頼”として表現すると、パパも動きやすくなります。
「言わなきゃわからないなんて…」とがっかりする気持ちも、もちろんありますよね。 でも裏を返せば「言えばやってくれる可能性がある」ということでもあります。
察する力は人によって差があるもの。 大事なのは、パパに「ダメ出しをする」のではなく「参加の仕方を教えていく」ような気持ちで接してみることです。
ママがひとりで全部を抱え込まず「お願いできる関係」を少しずつ築いていけたら、ふたりの関係も少しずつ変わっていくはずです。
育児を分担するうえで、よく話題になるのが「パパが“手伝う”という意識でいるとしんどい」という点です。 ママとしては「あなたの子どもでもあるんだから、一緒に育てているんだよね?」という気持ちがあるのに、パパが「やってあげている」スタンスでいると、不公平感がぬぐえません。
だからこそ、日常の中で「子育てはふたりの仕事」という共通認識を育てていくことが大切です。
「もう言うのもしんどい」と思ってしまう日もあります。 ママだって疲れているのに、さらに言葉を尽くすのは大変なことです。
でも、伝えなければ、状況が変わるきっかけも生まれません。 「私が悪いのかな」と自分を責める前に「ふたりでこの状況をよくしていきたい」と願う気持ちを言葉にしてみてください。
子どもが成長していく中で、夫婦で助け合える関係があることは、ママにとっても、パパにとっても、そして子どもにとっても大きな安心につながります。

理想は半分ずつの負担かもしれませんが、お互いの得意・不得意や仕事の状況などもあり、完全な50:50は難しいこともあります。 それでも「少しずつ変えていける」「一緒に考えていける」関係でいられたら、それが一番の育児パートナーシップです。
完璧じゃなくてもいい。 頼り合いながら、支え合いながら、家族の形を一緒に作っていけるといいですね。
ライター/監修:でん吉(保育士)
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