一般的には、1歳〜1歳4ヶ月ごろに歩き始める子が多いといわれていますが、実際はそれより遅い子も珍しくありません。
子どもの性格や身体の発達スピードは本当にさまざま。 慎重な性格だったり、じっくりタイプの子は、歩くまでに少し時間がかかることもあります。
不安がある場合は、1歳半健診などで相談してみると安心できるかもしれません。
歩き始めが遅い子どもにはさまざまな理由があります。 足腰の筋肉の発達、バランス感覚の成熟や、危険を察知する能力などの身体的要素が関係していることもあれば、単純に「歩きたい」という意欲がまだ育っていないこともあります。
また、いわゆる「シャフリングベビー」と呼ばれる子どもは、はいはいの段階を飛ばし、お座りのまま移動を好む傾向にあります。 これらの子どもたちは少し歩き始めるのが遅い傾向にありますが、全体的な発達に問題があるわけではありません。
歩くことへの興味を促すために、家庭でできる工夫はいくつかあります。 たとえば、音が鳴る靴を履かせたり、手押し車などの遊具を取り入れることで、自然と歩行への意欲を引き出すことができます。
また、保護者と手をつないで一緒に歩くことで、安心感を持ちながら歩行に親しむこともできます。 こうした関わりは、子どもにとって前向きな刺激となり、歩くことへの関心を高めるきっかけにもなります。
すでに身体的には歩行が可能な場合でも、抱っこを好んだり、歩くことに不安を感じているお子さんもいます。 そのようなときは、ポジティブな声かけや目標の設定が効果的です。 たとえば「あのお花、何色かな? 一緒に見に行ってみよう」といった具体的な目的を持たせることで、楽しみながら歩く意欲を育むことができます。
何より大切なのは、無理をさせず、子どものペースを尊重しながら、歩くことの楽しさを伝えていくことです。
「もう1歳半なのに歩かない…」と不安になることもありますが、子どもの成長ペースはそれぞれ違うもの。 無理に急がせるのではなく、今の子どもに合った方法で歩くきっかけを作ってあげることが大切です。
焦らず、ゆっくりと。 その子の“初めての一歩”を、あたたかく見守っていきましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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