「これは何の野菜?」「どこで採れるんだろう?」
食卓に並んだ食材の名前を子どもと一緒に確認するだけでも、立派な食育になります。
たとえば、たとえば、スーパーで葉っぱ付きのにんじんを見かけたとき「これ、土からこんなふうに生えてたのかな?」と話すだけで、食材への関心が育まれます。
調理前の姿を見せたり、図鑑で調べたりしてみると「食べものって奥が深い!」という気づきにつながっていきます。
毎日なんとなく言っている「いただきます」や「ごちそうさま」。
その言葉の背景には「命をいただいている」「作ってくれた人がいる」という大切な意味が込められています。
「このお米はどこからきたのかな?」
「魚をとってくれる人もいるね」
そんなふうに話してみると、食べものに対する感謝や想像力が育っていきます。
何気ない食卓が、自然と“命のつながり”を感じる学びの場になります。
子どもが苦手な食べものがあると、「食べなさい!」とつい言いたくなってしまうこともありますよね。 そんなときは「このピーマンね、実はこんなお話があるんだよ」と、ちょっとした“物語”を添えてみてはいかがでしょうか?
「ピーマンさん、実はお日さまが大好きで、暑いところで元気に育ったんだって」
そんなふうに楽しいストーリーとして届けることで、食べものへの抵抗感が和らぎ「ちょっとだけ食べてみようかな」と思えるきっかけになることもあります。
食事を“作る”ことだけでなく、“準備する”ことも、子どもにとっては大切な学びになります。 お箸を並べる、お皿を運ぶ、スプーンを拭く…。 ほんの少しの関わりでも、「自分も家族の一員」と感じることができ、自立心や責任感が育まれます。
また「自分で盛りつけたごはん」は、達成感や愛着がわいて、苦手な食材でも口にしやすくなることもあります。 失敗してもOK。関わることで「ごはんって楽しい」が心に残るはずです。
味の好みは、年齢とともにどんどん変わっていきます。 子どもの「おいしい」「ちょっと苦い」「甘くてすき」などの反応を共有することで、味覚や感性もぐんぐん育っていきます。
「今日はどんな味がした?」
「この野菜、前よりたくさん食べられたね」
そんな会話を通して、子どもは自分の体と心に向き合う力を少しずつ身につけていきます。
食事の時間は、おやこが向き合える大切な時間です。 そして、ちょっとした声かけや関わり方で、食卓は“心と体を育てる場所”になります。
子どもにとっての「おいしい」「たのしい」は、未来の豊かな食の土台になります。 無理に教え込むのではなく、今日のごはんを一緒に味わいながら、「知ることって楽しいね」と思える時間を少しずつ積み重ねていけたら素敵ですね。
ライター / 監修:でん吉(保育士)
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