保育園ではそれぞれお弁当の日を設けていたり、イベント時には持参するなど、しばしばお弁当が必要な場合があります。朝は特にバタバタする時間帯なので、手軽に作りたいけどかわいいお弁当も諦めたくない…そんなママ・パパの参考になるようなお弁当アイデアを元保育園の栄養士でもある砂糖さおりが紹介します!
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幼稚園とは違って給食が毎日出ると思いがちな保育園ですが、季節行事や年に数回お弁当持参の日を設けるなど、保育園でもお弁当が必要な日がちらほらあります。
保育園では子どもに向けての食育はもちろんのこと、家庭でも食に対する意識を深めてもらいたいと、お弁当の日を設けている保育園があります。お弁当をおやこのコミュニケーションの機会と捉え、ママ・パパにも実践してもらうねらいです。
一口にお弁当と言っても、年齢によって内容が変わってくるものです。ここでは保育園のお弁当を作る際の年齢別のポイントをご紹介します。ご紹介するお弁当箱の容量はあくまで目安です。「食べ切れた!」という達成感も大切なポイントなので、子どもに合わせて食べ切れる量に調整してあげましょう。
まずは1歳のお弁当を作る時のポイントからご紹介していきます!
【お弁当をつくるときのポイント】
まだまだ保育園に慣れ始めの1歳児。以下のような点に留意してあげましょう。栄養バランスも気になるところですが、まずはしっかり食べてくれることが大切。子どもが好きなおかずをメインに考えましょう!またおかずは一口大にカットしてあげたり、手づかみでもこぼれず食べやすいものが◎。
お弁当に手軽に彩りを加えられるピックやデコラップなども使いたいところですが、食べる際にうまく取り除けず誤飲につながる恐れもあるので、まだ使わない方がベターです。
そしてまだまだ小さい子どものお弁当では、衛生面に気を配りたいところ。ミニトマトやハムなどの非加熱食品はできるだけ避けましょう。
続いて2歳の子どものお弁当作りのポイントも確認しましょう。
【お弁当をつくるときのポイント】
子どもが段々お弁当の彩りなどにも興味を持ち始めるはず。2歳の子どものお弁当では以下のようなポイントを意識してあげてください!
また「食べ切れた」という達成感を感じるのも、食事を好きになる大切な要素です。たくさん食べてほしい!という気持ちはママ・パパなら誰でも持つかもしれませんが、まずは子どもの食べ切れる量を見極めてお弁当作りをしてみてくださいね。
3歳のお弁当作りでは今までと少し気をつけるポイントが変わってきます。
ただし食べる量に個人差が大きく出る時期でもあるため、容量については引き続き子どもの様子を見つつ選んであげてくださいね。
【お弁当をつくるときのポイント】
さまざまなものに関心が向き始め、何でも自分でやってみたいお年頃。3歳のお弁当でのポイントをチェックしてみましょう。
またカトラリーにも慣れ始めの時期。そぼろなどのポロポロするおかずは難易度が高く、食べるのが嫌になってしまう恐れも!手づかみでも食べられるような、フォークやスプーンで扱いやすいものを中心に作ってあげるとよさそうです。
子どもが成長してきて、食事の仕方も段々安定してくる時期です。
【お弁当をつくるときのポイント】
4歳を超えてくると、随分カトラリーの扱いにも慣れてきて、上手に食事できるようになってきます。
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ここからは具体的にお弁当のおかずにおすすめのレシピをご紹介します!手間がかからないレシピを中心にセレクトしましたので、忙しい朝にはぜひ参考にしてください。
あまじょっぱい味付けで子ども受け抜群のミートボールは、カトラリーで刺して食べやすく、お弁当のおかずに最適です。レトルト商品を上手に活用したり、100均で手に入るコスプレピックなども使えば、手軽でかわいいお弁当のおかずが完成♡
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王道ではありますが、アレンジが無限大なのが卵焼きの大きな魅力!シンプルに卵だけで巻いてもよし、中身にミックスベジタブルを入れれば断面も華やかでお弁当のアクセントになりますよ♫ツナを入れればタンパク源が強化され、より栄養満点なお弁当に!
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ウィンナーもお弁当の定番おかずであり、子ども受けもよいお助け食材。タコさんウィンナーはいくつになってもうれしいおかずの一つではないでしょうか?お弁当に入れる時は茹でるか焼くか、必ず加熱して使用してくださいね。
ウィンナーの飾り切りはタコさん以外のアイデアもありますよ♫秋にピッタリのどんぐりウィンナーなら、子どもの心をぐっとつかむこと間違いなし!
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人参はお弁当に彩りを添える貴重な食材の一つ。人参があまり好きではないという子どもには、甘煮にして入れてあげてはいかがでしょうか?砂糖といっしょにコトコト煮るだけで作り方もシンプル。お弁当に入れる時は、よく水気を切ってから入れてくださいね。
唐揚げといえばお弁当でも普段の食卓でも、子どもにとってはごちそう!冷めてもおいしい唐揚げはお弁当のおかずには最適ですね。鶏もも肉が定番ですが、鶏ささみでスティック揚げのようにしても◎。カレー風味など味付けを工夫すれば、飽きずに食べ進められますよ。
キャラクター型など冷凍食品のラインナップが豊富なポテトも、お弁当の強い味方として活用したいですね。スティックタイプではなく幅広なものは、カトラリーや手づかみでも食べやすいのでおすすめです。
野菜の中でもブロッコリーは形がしっかりしているので食べやすく、子どものお弁当には最適なんです。シンプルに茹でてもおいしいですが、一手間加えてソテーにしてもよさそう!バターやカレー粉、マヨネーズなどで炒めてあげればコクが出て、子どももご飯が進みそう。
蒸したじゃがいもを潰して片栗粉や具材と混ぜて焼き目をつけます。しらすや青のりなどといっしょに焼けば、栄養がぎゅっと詰まったおかずに大変身!小判型にしっかり形を整えることで手づかみで食べやすく、お弁当を始めたばかりの小さな子どもから安心して食べられます。
子どものお弁当の大部分を占める主食部分。ここに一手間加えることで、子どもも大満足のお弁当に早変わりするかも!?ここではおすすめのおにぎり・サンドイッチのレシピをご紹介します。
ケチャップライスを薄焼き卵でくるっと巻いて作るスティックオムライス。オムライスは子どもにも好まれるレシピですが、ご飯がパラパラとしてこぼしやすいところが難点。でもこちらのアイデアなら、手で食べられるのでお弁当にも最適ですね♫
焼き目をつけたソーセージを挟んだホットドッグも、お弁当にうってつけです。小さい子どもであればロールパンで作って、ボリューム少なめに始めてみても◎。レタスやキャベツなども挟みたいところですが、生野菜は衛生面が不安なため、避けた方が無難でしょう。
ジャムを挟むサンドイッチは手軽にできるお助けレシピ。サランラップなどで巻いて作るジャムロールは、一口サイズにしやすいので食べやすく見た目もとってもかわいいですよ♫
また100均のセリアで手に入る「押すだけミニパックサンド」を使えば、子どもサイズのミニランチパックが完成♡具材をこぼしにくくなるので、さまざまな食材で応用がききそうなアイテムです!
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甘いカボチャをパンに挟めば、ごちそうサンドイッチが完成♫食材の甘さを活かして、砂糖や醤油で簡単に味を整えるだけでも十分においしいですよ。食パンだけでなく、ロールパンやドッグパンで作れます。カボチャの鮮やかな黄色もお弁当の彩りとして最適です!
おにぎりの具材もレパートリーを増やしておくと心強いです。わかめとしらすのおにぎりは手軽にミネラルやカルシウムが補給できるうれしい具材です。おにぎりに混ぜる前に少量のごま油で炒めておくと、加熱できると同時に風味も増しておいしく食べられますよ♫
魚の具材は鮭が定番かもしれませんが、旨味が楽しめるツナおかかもおすすめですよ。ツナ缶はしっかり油を切ってから使うとむすびやすいでしょう。余裕があれば、茹でて細かく刻んだ青菜をいっしょに混ぜると、彩りも栄養もぐっとよくなります♫
遠足のお弁当は、子どもにとって特別なお弁当ですよね。外で食べることや、ソワソワとはしゃぎながら食べることを想定して、いつものお弁当とは少し違う工夫をしてあげましょう。
基本的に主食もおかずも手づかみでパクパク食べられるものがおすすめ!おにぎりも普段より固めに握ってあげて、崩れにくいようにしてあげましょう。ささっと食べたい時に重宝するのが、スティックオムライスのような主食とおかずがいっしょに食べられるお弁当です。
またお弁当をリュックに入れて持ち歩くため、普段よりもお弁当に隙間ができないように意識して詰めると、途中で崩れる心配がありません。ブロッコリーなどを上手に使って、なるべく隙間を上手に埋めましょう。
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保育園でも節目節目で必要になるお弁当。忙しくてバタバタしがちな朝でも、簡単にできるレシピの引き出しをいくつか作っておくことで、心に余裕が生まれそうですね!
年齢別のチェックポイントを参考に、子どもが楽しく完食できるようなお弁当作りにぜひチャレンジしてみてください。
栄養士 砂糖さおり
栄養士として保育園や病院で働いた経験を活かしてライターとして活動しています。 保育園で子どもたちとご飯を食べるのが最高の癒しでした♪ 栄養、食材、子育てママ・パパさん向けコラムを中心に執筆中。
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