保育園のお弁当におすすめのレシピ14選|簡単かわいいおかずを元保育園の栄養士が解説!

保育園のお弁当におすすめのレシピ14選|簡単かわいいおかずを元保育園の栄養士が解説!
保育園でもしばしば必要になるお弁当。保育園のお弁当に役立つ簡単でかわいいおかずをご紹介します!忙しい朝の強い味方になるようなアイデアを、年齢別のお弁当の作り方のポイントと併せてチェックしてみましょう!
目次

保育園ではそれぞれお弁当の日を設けていたり、イベント時には持参するなど、しばしばお弁当が必要な場合があります。朝は特にバタバタする時間帯なので、手軽に作りたいけどかわいいお弁当も諦めたくない…そんなママ・パパの参考になるようなお弁当アイデアを元保育園の栄養士でもある砂糖さおりが紹介します!

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保育園でもお弁当が必要?

幼稚園とは違って給食が毎日出ると思いがちな保育園ですが、季節行事や年に数回お弁当持参の日を設けるなど、保育園でもお弁当が必要な日がちらほらあります。

保育園では子どもに向けての食育はもちろんのこと、家庭でも食に対する意識を深めてもらいたいと、お弁当の日を設けている保育園があります。お弁当をおやこのコミュニケーションの機会と捉え、ママ・パパにも実践してもらうねらいです。

【年齢別】保育園のお弁当を作るときのポイント

一口にお弁当と言っても、年齢によって内容が変わってくるものです。ここでは保育園のお弁当を作る際の年齢別のポイントをご紹介します。ご紹介するお弁当箱の容量はあくまで目安です。「食べ切れた!」という達成感も大切なポイントなので、子どもに合わせて食べ切れる量に調整してあげましょう。

参照:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)

1歳のお弁当をつくるときのポイント

まずは1歳のお弁当を作る時のポイントからご紹介していきます!


【お弁当箱のサイズ:280〜350ml】
1歳の子どもの一日に必要なエネルギー量は900〜950kcalとされ、一食分にすると約300〜320kcal。お弁当箱の容量=カロリー数と考えて、お弁当箱の容量も280〜350mlの幅で選んであげるとよさそうです。

【お弁当をつくるときのポイント】

まだまだ保育園に慣れ始めの1歳児。以下のような点に留意してあげましょう。
  • 好きな食材を中心に
  • おかずは食べやすいサイズで
  •  
  • 非加熱食品は避ける
  •  
  • ピックやラップは使わない

栄養バランスも気になるところですが、まずはしっかり食べてくれることが大切。子どもが好きなおかずをメインに考えましょう!またおかずは一口大にカットしてあげたり、手づかみでもこぼれず食べやすいものが◎。
お弁当に手軽に彩りを加えられるピックやデコラップなども使いたいところですが、食べる際にうまく取り除けず誤飲につながる恐れもあるので、まだ使わない方がベターです。

そしてまだまだ小さい子どものお弁当では、衛生面に気を配りたいところ。ミニトマトやハムなどの非加熱食品はできるだけ避けましょう。

2歳のお弁当をつくるときのポイント

続いて2歳の子どものお弁当作りのポイントも確認しましょう。


【お弁当箱のサイズ:280〜350ml】
2歳の子どもも、1歳の子どもと同じエネルギー量が一日に必要とされているため、1歳の時と同じようなサイズ感でお弁当箱の容量を選びましょう。


【お弁当をつくるときのポイント】
子どもが段々お弁当の彩りなどにも興味を持ち始めるはず。2歳の子どものお弁当では以下のようなポイントを意識してあげてください!

  • 食べ切れる量で
  • 飾り切りなどで見た目をちょっぴり工夫して
  •  
  • ピックやラップは使わない
1歳の時に引き続き、誤飲を避けるためにはピックやラップの使用は控えたいですが、お弁当の見た目には少しこだわって子どもを喜ばせてあげたいところです。タコさんウィンナーなど、加熱食品でパパッとできる飾り切りなどは手軽に挑戦しやすいアイデアでしょう。

また「食べ切れた」という達成感を感じるのも、食事を好きになる大切な要素です。たくさん食べてほしい!という気持ちはママ・パパなら誰でも持つかもしれませんが、まずは子どもの食べ切れる量を見極めてお弁当作りをしてみてくださいね。

3歳のお弁当をつくるときのポイント

3歳のお弁当作りでは今までと少し気をつけるポイントが変わってきます。


【お弁当箱のサイズ:350〜500ml】
3歳になると一日に必要なエネルギー量が増えて、1250〜1300kcalになるとされます。1食分にすると約410〜440kcal。そのためお弁当箱の容量も少し増やして、350〜500mlの間で選んであげましょう。

ただし食べる量に個人差が大きく出る時期でもあるため、容量については引き続き子どもの様子を見つつ選んであげてくださいね。


【お弁当をつくるときのポイント】
さまざまなものに関心が向き始め、何でも自分でやってみたいお年頃。3歳のお弁当でのポイントをチェックしてみましょう。

  • 自分で扱いやすいお弁当箱を選ぶ
  • カトラリーで食べやすいおかずを意識して

お弁当箱もさまざまな種類があります。園で保温庫を使用している場合は、アルミ製の指定が多いかもしれません。それ以外で選べる時は、子どもの扱いやすさにも気を配ってあげましょう。<br< 蓋を被せるタイプのものは、扱いやすいですが汁漏れに注意が必要。パチンと閉めるロック式は最初少し練習が必要ですが、パッキンがあるものが多いので持ち運びに重宝します。

またカトラリーにも慣れ始めの時期。そぼろなどのポロポロするおかずは難易度が高く、食べるのが嫌になってしまう恐れも!手づかみでも食べられるような、フォークやスプーンで扱いやすいものを中心に作ってあげるとよさそうです。

4・5・6歳のお弁当をつくるときのポイント

子どもが成長してきて、食事の仕方も段々安定してくる時期です。


【お弁当箱のサイズ:350〜550ml】
4、5歳は引き続き3歳と同じエネルギー量ですが、6歳になると一日に必要なエネルギー量がさらに増え、1450〜1550kcalとなります。それに併せてお弁当の容量も徐々に増やしてあげましょう。


【お弁当をつくるときのポイント】
4歳を超えてくると、随分カトラリーの扱いにも慣れてきて、上手に食事できるようになってきます。

  • 食べ切れる量を見極めつつ、さまざまな食材に挑戦
  • 適宜ピック等も使用して食欲を刺激

家では苦手な食べ物でも、保育園では食べるということがよくあります。お弁当にボリュームを出すためにも、少しずつさまざまな食材を取り入れてみましょう。手先が随分器用に使えるようになってくるので、ピックやデコラップなどを使っても誤飲の心配は無くなってきます。上手に使って目を引くお弁当にし、完食を目指しましょう!

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保育園のお弁当におすすめのおかずレシピ8選

ここからは具体的にお弁当のおかずにおすすめのレシピをご紹介します!手間がかからないレシピを中心にセレクトしましたので、忙しい朝にはぜひ参考にしてください。

ミートボール

あまじょっぱい味付けで子ども受け抜群のミートボールは、カトラリーで刺して食べやすく、お弁当のおかずに最適です。レトルト商品を上手に活用したり、100均で手に入るコスプレピックなども使えば、手軽でかわいいお弁当のおかずが完成♡

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卵焼き

王道ではありますが、アレンジが無限大なのが卵焼きの大きな魅力!シンプルに卵だけで巻いてもよし、中身にミックスベジタブルを入れれば断面も華やかでお弁当のアクセントになりますよ♫ツナを入れればタンパク源が強化され、より栄養満点なお弁当に!

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ウィンナー

ウィンナーもお弁当の定番おかずであり、子ども受けもよいお助け食材。タコさんウィンナーはいくつになってもうれしいおかずの一つではないでしょうか?お弁当に入れる時は茹でるか焼くか、必ず加熱して使用してくださいね。
ウィンナーの飾り切りはタコさん以外のアイデアもありますよ♫秋にピッタリのどんぐりウィンナーなら、子どもの心をぐっとつかむこと間違いなし!

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人参甘煮

人参はお弁当に彩りを添える貴重な食材の一つ。人参があまり好きではないという子どもには、甘煮にして入れてあげてはいかがでしょうか?砂糖といっしょにコトコト煮るだけで作り方もシンプル。お弁当に入れる時は、よく水気を切ってから入れてくださいね。

唐揚げ

唐揚げといえばお弁当でも普段の食卓でも、子どもにとってはごちそう!冷めてもおいしい唐揚げはお弁当のおかずには最適ですね。鶏もも肉が定番ですが、鶏ささみでスティック揚げのようにしても◎。カレー風味など味付けを工夫すれば、飽きずに食べ進められますよ。

ポテト

キャラクター型など冷凍食品のラインナップが豊富なポテトも、お弁当の強い味方として活用したいですね。スティックタイプではなく幅広なものは、カトラリーや手づかみでも食べやすいのでおすすめです。

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ブロッコリーソテー

野菜の中でもブロッコリーは形がしっかりしているので食べやすく、子どものお弁当には最適なんです。シンプルに茹でてもおいしいですが、一手間加えてソテーにしてもよさそう!バターやカレー粉、マヨネーズなどで炒めてあげればコクが出て、子どももご飯が進みそう。

じゃがいももち

蒸したじゃがいもを潰して片栗粉や具材と混ぜて焼き目をつけます。しらすや青のりなどといっしょに焼けば、栄養がぎゅっと詰まったおかずに大変身!小判型にしっかり形を整えることで手づかみで食べやすく、お弁当を始めたばかりの小さな子どもから安心して食べられます。

保育園のお弁当におすすめのおにぎり・サンドイッチレシピ6選

子どものお弁当の大部分を占める主食部分。ここに一手間加えることで、子どもも大満足のお弁当に早変わりするかも!?ここではおすすめのおにぎり・サンドイッチのレシピをご紹介します。

スティックオムライス

ケチャップライスを薄焼き卵でくるっと巻いて作るスティックオムライス。オムライスは子どもにも好まれるレシピですが、ご飯がパラパラとしてこぼしやすいところが難点。でもこちらのアイデアなら、手で食べられるのでお弁当にも最適ですね♫

ホットドッグ

焼き目をつけたソーセージを挟んだホットドッグも、お弁当にうってつけです。小さい子どもであればロールパンで作って、ボリューム少なめに始めてみても◎。レタスやキャベツなども挟みたいところですが、生野菜は衛生面が不安なため、避けた方が無難でしょう。

ジャムサンド

ジャムを挟むサンドイッチは手軽にできるお助けレシピ。サランラップなどで巻いて作るジャムロールは、一口サイズにしやすいので食べやすく見た目もとってもかわいいですよ♫
また100均のセリアで手に入る「押すだけミニパックサンド」を使えば、子どもサイズのミニランチパックが完成♡具材をこぼしにくくなるので、さまざまな食材で応用がききそうなアイテムです!

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カボチャサンドイッチ

甘いカボチャをパンに挟めば、ごちそうサンドイッチが完成♫食材の甘さを活かして、砂糖や醤油で簡単に味を整えるだけでも十分においしいですよ。食パンだけでなく、ロールパンやドッグパンで作れます。カボチャの鮮やかな黄色もお弁当の彩りとして最適です!

わかめしらすおにぎり

おにぎりの具材もレパートリーを増やしておくと心強いです。わかめとしらすのおにぎりは手軽にミネラルやカルシウムが補給できるうれしい具材です。おにぎりに混ぜる前に少量のごま油で炒めておくと、加熱できると同時に風味も増しておいしく食べられますよ♫

ツナおかかおにぎり

魚の具材は鮭が定番かもしれませんが、旨味が楽しめるツナおかかもおすすめですよ。ツナ缶はしっかり油を切ってから使うとむすびやすいでしょう。余裕があれば、茹でて細かく刻んだ青菜をいっしょに混ぜると、彩りも栄養もぐっとよくなります♫

遠足のお弁当はちょっとした工夫が◎

遠足のお弁当は、子どもにとって特別なお弁当ですよね。外で食べることや、ソワソワとはしゃぎながら食べることを想定して、いつものお弁当とは少し違う工夫をしてあげましょう。

基本的に主食もおかずも手づかみでパクパク食べられるものがおすすめ!おにぎりも普段より固めに握ってあげて、崩れにくいようにしてあげましょう。ささっと食べたい時に重宝するのが、スティックオムライスのような主食とおかずがいっしょに食べられるお弁当です。

またお弁当をリュックに入れて持ち歩くため、普段よりもお弁当に隙間ができないように意識して詰めると、途中で崩れる心配がありません。ブロッコリーなどを上手に使って、なるべく隙間を上手に埋めましょう。

***

保育園でも節目節目で必要になるお弁当。忙しくてバタバタしがちな朝でも、簡単にできるレシピの引き出しをいくつか作っておくことで、心に余裕が生まれそうですね!

年齢別のチェックポイントを参考に、子どもが楽しく完食できるようなお弁当作りにぜひチャレンジしてみてください。

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執筆者

栄養士 砂糖さおり

栄養士として保育園や病院で働いた経験を活かしてライターとして活動しています。 保育園で子どもたちとご飯を食べるのが最高の癒しでした♪ 栄養、食材、子育てママ・パパさん向けコラムを中心に執筆中。

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