子どもの自己効力感を高めるには?学力にも影響するって本当?

子どもの自己効力感を高めるには?学力にも影響するって本当?
「自己効力感」とは、子どもの学びや心の成長に深く関わる、大切な考え方です。 この力が育つと、学力だけでなく人格形成にも良い影響を与えると言われています。 今回は、自己効力感とはどのような力なのか、また保護者としてどのように関わればよいのかをご紹介します。
目次

自己効力感とは?

自己効力感とは「自分ならできる」と自分の力を信じる気持ちのこと。

この考え方は、心理学者アルバート・バンデューラ氏によって提唱されたもので、課題に直面したときに「きっと乗り越えられる」と思える自信や期待感を指します。

この力が育まれることで、子どもは学習や生活の中で前向きに取り組むことができ、 将来の夢や目標に向かって進む意欲にもつながると考えられています。

自己効力感を高める4つの方法

自己効力感を高めるには、4つの方法があると言われています。

それは「成功体験」「代理体験」「言語的説得」「健康な心身の状況」です。 なかでも、なかでも「成功体験」は、特に大切な要素とされています。

たとえうまくいかなかった場合でも、努力していた姿を認め、励まし、見守ることで、 子どもは「次こそできるかもしれない」という前向きな気持ちを育んでいけるでしょう。

子どもを褒めるときの大切なポイント

自己効力感を高めるためには、褒め方も大切なポイントになります。

「すごいね」「えらいね」と結果だけを褒めるのではなく、挑戦した過程や、工夫した点を 具体的に言葉にして伝えることで、子どもは「ちゃんと見てもらえている」と感じ、自信につながります。

一方で、厳しすぎる言葉や、過度な口出しは子どもの気持ちを萎縮させてしまうこともあるため、 見守る姿勢も大切にしていきたいところです。

おわりに

自己効力感は、学力や成果だけでなく、自己肯定感とも深くつながっていると言われています。 お子さまが「自分ならできる」と思える気持ちを育てることは、これからの成長を支える大きな土台になるはずです。

今回の内容を参考に、日々の関わりの中で意識してみてはいかがでしょうか。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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