毎年敬老の日が近づくと、私は子どもと一緒に義実家への贈り物を準備していました。 季節の和菓子や日用品など義両親の好きそうなものを選び、そこに子どもの描いた絵や手紙を添えるのがわが家の恒例行事です。
義両親が喜んでくれると信じていたから、準備の時間もまったく苦ではありませんでした。 子どもも楽しそうに「ばあば、喜んでくれるかな」と話しながら絵を描いていて、そんな姿を見るのがまた、私にとってもうれしい時間でした。
でも、ある年のこと。
例年通り、敬老の日に子どもが「ばあば、これどうぞ!」とプレゼントを手渡し、みんなで和やかに過ごした数日後のことです。 用事があって義実家に寄ったとき、義母がふと笑いながら言ったんです。
「この前の贈り物、義妹に渡したら喜んでたよ」
あまりに軽い口ぶりに、私は思わず言葉を失いました。 子どもも「なんで?」と不思議そうにしていて、私はその問いにどう答えたらいいのか分かりませんでした。
夫も何も言わず、その場を取り繕うだけ。 私の中に残ったのは、ただただ、むなしさだけでした。
もう、こんな気持ちになるのは終わりにしよう。 そう決めて、今年から贈り物はやめました。 (女性/36歳/会社員)
結婚後、義実家との関係に戸惑うことは決して珍しいことではありません。 ちょっとしたすれ違いが大きなわだかまりにならないよう、日々のやりとりを丁寧に重ねていきたいですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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