小学2年生の女の子ツツジは、近所の神社の縁日で出会ったりんご飴に心を奪われます。
丸くてキラキラ光るガラス玉のような美しい姿に夢中になりますが、両親には「大きすぎる」「虫歯になる」と買ってもらえません。
ツツジは縁日の期間中、何度もその屋台の前へ足を運びりんご飴への憧れを募らせます。
そしてついに縁日最終日、母からお小遣いをもらい念願のりんご飴を手に入れるため再び神社へ向かいます。
しかし、道中でお金を落としてしまいお金が足りずがっかりしてしまいます。
りんご飴の屋台にたどり着いたツツジは、所持金が足りないことを知って肩を落とします。
すると、屋台のオジサンは「仕方ないなぁ、特別にこれをやるよ」とツツジにりんご飴をくれました。
ツツジは一度は遠慮しますが、オジサンの「喜んでくれるだけで十分」という温かい言葉に、その飴を受け取ります。
そして、神社の階段に座りもらった飴を大切に食べ始めるのでした。
ツツジが階段でりんご飴のかけらを食べていると、通りかかった見知らぬキレイな女性に声をかけられます。
女性はツツジが持っているりんご飴に興味を示し、にこやかに話しかけてきます。
そして、持っていたビニール袋からさらにたくさんのりんご飴のかけらをツツジにくれたのです。
「これもあげる、たくさん食べなさい」という言葉にツツジは心から喜び、幸せな気持ちでいっぱいになりました。
翌日、ツツジはリンゴ飴をくれたオジサンにお礼を言いたくなり、屋台を再訪します。
ツツジがお礼を伝えると、オジサンは手渡された飴のかけらを見て顔色を変えました。
そして、真剣な表情でその飴を調べ始めます。
ツツジがもらった飴の中に、りんご飴とは似つかない、透明で鋭いものが混ざっていることに気づいたオジサンは、その正体がガラスの破片であることを突き止め、ツツジに「これは食べ物じゃない、危ない!」と告げます。
イラスト:エトラちゃんは見た!
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おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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