子どもの欲しがりを「ダメ!」と叱るのはちょっと待って!プロ直伝“スマホで撮るだけ”で号泣がスッと収まる方法

子どもの欲しがりを「ダメ!」と叱るのはちょっと待って!プロ直伝“スマホで撮るだけ”で号泣がスッと収まる方法
お友だちのおうちで、きらきらしたおもちゃを見て「あれ、欲しい!」と大声で泣いてしまう。 お店屋さんで、他の子が持っているお菓子を、じっと見つめている。 そんなわが子の姿に、親としては「わがままを言ってはダメよ」と、たしなめてしまうかもしれません。 でも、その「欲しがる」という強い気持ち。 それは、その子の「自分」という意識がしっかりと育っている大切な成長の証なのです。
目次

1. 「欲しい」という気持ちは「自分」が芽生えたサイン

赤ちゃんは自分と他人の区別がまだ曖昧です。 しかし、成長するにつれて「自分」という意識がはっきりしてくると「自分が今何をしたいか」という欲求も、強く芽生えてきます。

「お友だちが持っている、あのおもちゃが欲しい」

その気持ちは、単なるわがままではなく「自分」という個性が確立され、自分なりの好みや価値観が生まれ始めた成長のサインなのです。 その子の「欲求」は将来、夢や目標を持つための、大切なエネルギー源でもあります。

2. まずは「欲しい」という気持ちに共感する

その欲求を頭ごなしに「ダメ!」と否定してしまうと、子どもは自分の気持ちそのものを否定されたように感じてしまいます。 まず親がすべきことは、その強い気持ちに共感してあげることです。

「そっかあ。あのピカピカのトラック、かっこいいねえ」「わかるよ。すごく楽しそうだもんね」 この一言で、子どもの心は「わかってもらえた」という安心感に包まれます。

この共感が、感情の爆発を防ぐ何よりのクッションになります。

3. 「気持ちはOK、行動はNG」の、優しい境界線

子どもの「欲しい」という気持ちは、100パーセント肯定してあげましょう。 でも、だからといって、そのために「お友だちから奪い取る」「お店の床で泣き叫ぶ」という行動まで、肯定する必要はありません。

気持ちに共感した上で「でも、あれはお友達のだから、持っていくことはできないんだよ」「欲しくても、お約束は守ろうね」と、行動の境界線は、冷静に、そしてはっきりと伝えます。

「あなたの気持ちはわかる。でも、その行動はいけない」この線引きこそが、子どもが社会のルールを学ぶ、大切な一歩になります。

4. 気持ちを「満たす」ための、上手な工夫

とはいえ、子どもの中には満たされない「欲しい」というエネルギーが渦巻いています。 そのエネルギーを、上手に別の方向へ流してあげましょう。

例えば、おもちゃであれば「すごく気に入ったんだね。じゃあ、忘れないようにスマホで写真だけ撮っておこうか。次の誕生日のサンタさんへのお手紙に書いてみよう」

これは気持ちを先延ばしにし、期待に変えるという高度な心の訓練になります。 あるいは「二人で一緒に遊べたら、もっと楽しいかもね。『次、貸して』って、聞いてみようか」と、別の行動を提案するのもいい方法です。

5. 「我慢できたね」という経験を、自信に変える

そして、子どもがその場を離れることができたり、別のおもちゃで遊び始めたり、自分の気持ちを切り替えることができたら。 その瞬間を絶対に見逃してはいけません。

「ちゃんと我慢できたね」「ちゃんとお話を聞いてくれて、ありがとう。すごくかっこよかったよ」 欲しいものを手に入れることよりも、自分の強い気持ちをコントロールできた、という経験。

それを親に褒めてもらうことが「自制心」と、何物にも代えがたい「自信」を育てるのです。

まとめ

人の物を欲しがる姿は、親としては恥ずかしく焦ってしまう場面かもしれません。 でもそれは、その子の「自分」という意識が、元気に育っている証拠です。

親の役割は、その芽を摘んでしまうことではありません。 その子の気持ちに、誰よりも深く共感し、その上で、社会で生きていくための適切なルールと、感情のコントロール方法を一緒に学んでいくことです。

「欲しい」というエネルギーは、我慢を覚えることで、いつか夢を叶えるための力強い情熱に変わっていくのですから。

ライター / 監修:でん吉(保育士)

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執筆者

保育士 でん吉

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