新生児が泣く理由は、おむつの汚れやお腹がすいたといったわかりやすいものだけではありません。 それ以外にも、さまざまな原因で泣いてしまうことがあります。
赤ちゃんはまだ体温調節がうまくできないため、暑さや寒さを感じて不快に思っているのかもしれません。 また、体調がすぐれないときにはいつもと違った泣き方をすることもあります。
大人にとっては気にならないような小さな音や明るい光にも、新生児は敏感に反応することがあります。 さらに「眠いのにうまく眠れない」といった“寝ぐずり”が原因になることも少なくありません。
そのような場合には、おくるみでやさしく包んであげたり、心地よい揺れや音を聞かせてあげたりすることで、眠りにつきやすくなることがあります。
赤ちゃんを抱っこしながら、縦方向にやさしく揺らしてあげると、泣きやむことがあります。 これは「輸送反応」と呼ばれる本能的な行動で、動物が親に運ばれるときと同じような安心感を得られるためとされています。
また、テレビの砂嵐のような「ザーッ」という音や、ビニール袋をくしゃくしゃさせる音を聞かせると、泣き止むことがあるとも言われています。 赤ちゃんの背中やお腹などをやさしくなでるのも効果的です。
ある研究では、秒速2.5cmほどの速さでなでてあげると、赤ちゃんが安心し、痛みもやわらぐという結果が出ています。 赤ちゃんが落ち着けるような関わり方をいくつか試してみるとよいかもしれません。
赤ちゃんが泣きやまないと、ママやパパもつい焦ったり、イライラしてしまうことがあります。 その不安や緊張が赤ちゃんに伝わってしまい、さらに泣き続けてしまうという悪循環になることもあります。
そんなときは、無理に完璧を目指そうとせず「できることをできる範囲で」と気持ちをゆるめることが大切です。 お互いが家事や育児を少しだけでも代わったり、ひとりになれる時間をつくることが、気持ちを落ち着かせる助けになるかもしれません。
「新生児は泣くのが仕事」と言われるように、この時期の赤ちゃんはとてもよく泣きます。 泣き止まないと不安になってしまうこともありますが「元気でいてくれるなら、それでいい」と、少しおおらかな気持ちで向き合っていきましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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