【保育士監修】秋の季節を感じる絵本特集|おやこで心温まる時間を過ごそう

【保育士監修】秋の季節を感じる絵本特集|おやこで心温まる時間を過ごそう
暑さがやわらぎ、風に揺れるススキや赤く色づく葉っぱに秋の訪れを感じる頃。季節の移ろいを子どもと一緒に楽しむ方法のひとつが「絵本」です。絵本を通して秋の自然や行事に触れることで、子どもたちの感性や想像力が豊かに育まれます。今回は、おやこで読みたい秋の絵本をいくつか紹介します。
目次

絵本を通じて「秋」を体験しよう

秋は自然が豊かで、子どもの感性が刺激されやすい季節です。

絵本を読みながら「この葉っぱはどんな色?」「どんぐりはどこに落ちているかな?」と声をかけることで、子どもは絵本の世界と実際の体験を結びつけて楽しむことができます。

また、夜が少しずつ寒くなってくる秋には、寝る前の読み聞かせもおすすめです。 温かい布団の中で絵本を読めば、季節の移ろいを感じながらおやこでほっとした時間を過ごせるでしょう。

秋に読みたい絵本

『もりのおふろやさん』作:とよた かずひこ

かわいらしいほっこりする世界観の絵本です。

色々な動物がお風呂に入りに来るので、子どもの興味津々で読むことができます。 肌寒くなってきた秋に、心から温まることのできるお風呂の絵本。

読んだ後におやこで温泉ごっこをしてみるのも良いかもしれませんね。

『14ひきのあきまつり』作:いわむらかずお

大人気の「14ひき」シリーズの一冊。 森の中で暮らすネズミの家族が、秋まつりを楽しむ様子が描かれています。

落ち葉や木の実、森の生きものたちが細やかに描かれており、ページをめくるたびに秋の自然を発見できます。 兄弟や仲間と協力する姿は、子どもに安心感を与えてくれるでしょう。

『もりのてぶくろ』作:八百板洋子 絵:ナターリヤ・チャルーシナ

秋が深まり、寒さを感じ始める時期におすすめ。

森で落とされた手袋を、動物たちが次々と見つけて暖をとるという心温まるストーリーです。 動物たちが寄り添う姿に「分け合う気持ち」や「思いやり」を感じることができます。

おやこで「寒くなってきたね」と話しながら読むと、心もぽかぽかしてきます。

『おちばいちば』作:西原みのり

落ち葉がたくさん集まると、そこは楽しい「おちばいちば」。

葉っぱがお金になり、どんぐりや木の実が売られています。 ユーモアあふれる発想で、子どもたちの想像力をぐんと広げてくれる一冊です。

読み終えた後に、実際に落ち葉でお店屋さんごっこをするのもおすすめです。

『さつまのおいも』文:中川ひろたか 絵:村上康成

食欲の秋にぴったりの絵本。 畑の中で力強く育つ「さつまいも」たちが主人公で、ユーモラスな展開に子どもたちは大笑い! 収穫体験や食育にもつながる一冊です。

読み終えた後は、実際にさつまいもを使った料理をおやこで作ってみると、絵本の世界がぐっと身近になります。

読み聞かせの工夫

秋の絵本をもっと楽しむためには、ちょっとした工夫をしてみましょう。

読み聞かせのポイントを紹介します。

声色を変えて読む

動物や虫が出てくる場面では声を変えてみると、子どもはぐっと引き込まれます。

元気なリスなら明るい声、落ち葉ならひらひらと落ちるように柔らかい声など、声に表情をつけてみましょう。

実物と結びつける

散歩で拾ったどんぐりや落ち葉をそばに置いて読み聞かせをすると、絵本と実体験がつながり、理解が深まります。

絵本を読み終わった後に「この葉っぱはどの絵に似ているかな?」と比べてみるのもおすすめです。

読み終えた後の会話を大切にする

「面白かったね」「さつまいも食べたいね」など、感想をやりとりすることで、語彙力や表現力に繋がっていくでしょう。

ちょっとした工夫を取り入れることで、絵本の時間が「読む」だけでなく「一緒に楽しむ」体験に変わり、秋の季節をより一層豊かに味わうことができます。

最後に

今回紹介した絵本は、秋の自然や行事を楽しみながら、おやこで心を通わせるきっかけをくれるものばかりです。 忙しい毎日でも、絵本を開く時間は特別な「おやこの季節の思い出」になります。

ぜひお気に入りの一冊を見つけて、この秋を心温まる時間で満たしてください。

監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)

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執筆者

幼稚園教諭二種・保育士・ベビーマッサージインストラクター・チャイルドカウンセラー・家族療法カウンセラー オオイシ

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