手づかみ食べはなぜ必要?メリットと対策

手づかみ食べはなぜ必要?メリットと対策
手づかみ食べは親にとっては大変なことも多いものですが、実は赤ちゃんの成長にとってとても重要な役割を担っていると言われています。 ここでは、手づかみ食べが始まる時期や、そのメリット、そして親のストレスを減らすための対策について紹介します。
目次

手づかみ食べを始める時期

手づかみ食べが始まる目安は、生後9ヶ月ごろと言われています。 それまでには、赤ちゃんの手や目の発達に段階があるようです。

たとえば、生後3ヶ月ごろから、気になるものに手を伸ばすようになり、4ヶ月ごろには「つかむ」動きが見られるようになります。 さらに6ヶ月ごろには、自分の意思で物をつかむようになり、9ヶ月ごろになると、つかんだものを自分の口に運ぶという一連の動作ができるようになるでしょう。

手づかみ食べが脳や手先の発達につながる理由

手づかみ食べには、赤ちゃんの脳や身体の発達をうながすたくさんの要素が詰まっています。 大人に食べさせてもらうときとは違い、手づかみでは「目で見て、手でつかんで、口に運ぶ」という複雑な動作が必要になるからです。

また、自分で食べる量を調整することも、赤ちゃんにとっては頭を使う大切な経験。 このような「目・手・口」の協調運動は、のちに文字を書く、ボタンを留めるなど、より細かい動きにつながっていくとされています。

さらに、自分で食べる体験は食べる意欲を育むことにもつながるでしょう。

食べこぼし対策の工夫

手づかみ食べを始めると、どうしても食べこぼしや汚れが気になってしまうもの。 けれども、あらかじめ準備をしておくことで、保護者の負担をぐっと減らすことができるでしょう。

たとえば、赤ちゃんにはスモックタイプのエプロンを着せ、床には新聞紙やビニールシートなどを敷いておくと、片付けが楽になります。 また、柔らかく煮た野菜スティックや、おやきのように持ちやすいメニューを用意すると、赤ちゃんも食べやすく、食べこぼしも少なくなるかもしれません。

おわりに

手づかみ食べは、見た目には散らかって大変に思えるかもしれませんが、赤ちゃんにとっては大きな成長のステップです。 しっかりと準備をしてあげることで、安心して見守ることができるでしょう。

赤ちゃんの「自分で食べたい」という気持ちを大切にしながら、日々の成長を一緒に楽しんでいきたいですね。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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