私が4歳のときのことです。 おばあちゃんの家で、お姉ちゃんと一緒に遊んでいました。
そこには座る部分がくるくる回るデスク用の椅子があって、交代で座っては回すのが楽しくてたまりませんでした。
しかし長く回り続けたせいで目が回ってしまい、バランスを崩して椅子ごと転倒。 しかも倒れた先が悪くて、引き戸の下の凸凹した部分に頭をぶつけてしまい、強く打ってしまいました。
もうろうとする意識の中、おばあちゃんが急いで救急車を呼び、私は病院へ運ばれました。
診察の結果、幸い入院は必要なく、その日のうちに帰宅できることに。 傷はすぐに治り、今では痛みもまったくありません。
でも最近、母と昔の話をしていたときのことです。 ふと私は、こう言いました。
「保育園の頃の記憶、ほとんどないんだよね」
すると母は「え…なんでだろう?」と少し戸惑ったように言うので、慌てて「さすがにあのとき頭打ったことは覚えてるよ!」と続けると、母は「ちょっとおばあちゃんに聞いてみる」と後日、電話をかけたそうです。
そのとき、おばあちゃんはこう言ったそうです。
「それはやっぱり、あのとき強く頭打ったからじゃないの?あのときって保育園だし…」
当時、医師からは特に何も言われていなかったそうですが、母も祖母も「もしかして、あのときの影響…?」と一瞬、顔が真っ青になったそうです。 自分でもまさか記憶を失っているかもしれないなんて思っておらず、衝撃的な体験でした。 (女性/21歳/大学生)
純粋で無邪気だった子ども時代。 今思えば驚くような行動をしていたこと、きっと誰にでもありますよね。
何事もなく元気に過ごせていたこと、本当に何よりです。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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