海外では、生まれた直後から赤ちゃんに個室を設け、ひとりで眠らせる習慣がある家庭も多く見られます。 これは赤ちゃんの自立を促すことや、親御さん自身の時間やストレス軽減を図るメリットがあると考えられているためです。
つまり、赤ちゃんの一人寝を始めるタイミングは、親御さんが「そろそろかな」と思ったときに合わせて大丈夫と考えられます。 ただし、親御さんのご都合だけで決めるのではなく、赤ちゃんが環境の変化を受け入れられる状況かどうかを考慮することが大切です。
例えば、下のお子さんが生まれたばかりで寂しさを感じている時期などは、少し時期をずらす方がスムーズなケースもあります。
ねんねトレーニングにはさまざまな方法がありますが、とくに知られているのがアメリカ式の「Cry it out(クライ・イット・アウト)」と呼ばれる手法です。 これは、名前の通り「赤ちゃんが泣いても、しばらくそのまま待つ」という方法とされています。
まず、毎日同じ時間に就寝させるというルーティンを整えることが基本です。
寝る時間になったら寝室を暗くし、「おやすみ」と声をかけて、親御さんは部屋を出ます。 赤ちゃんが泣き出しても最初は2〜3分ほど様子を見に戻り、抱っこせずに優しくなでたり、声をかけたりする程度にとどめます。
次に待つ時間を5分、さらに10分、12分と徐々に長くし、赤ちゃんが自力で寝つくまで繰り返すのがこの方法の流れです。
この方法では、早い子では3日ほどで変化が見える場合もありますが、1週間続けてもなかなか効果が出ないこともあります。 赤ちゃんがずっと泣き続け、親御さんがその状況に耐えられなくなってしまう場合もあります。
医師の中には「最長で2時間ほど泣かせても問題ない」とする意見もあるようですが、おやこどちらにも過度なストレスがかかるようであれば、無理せず一度中断し、別のタイミングで改めてチャレンジするのが賢明と言えるでしょう。
毎晩の寝かしつけに悩んでいる保護者の方にとって、ねんねトレーニングはひとつの選択肢になり得ます。 規則正しい生活リズムと、快適かつ安全な睡眠環境を整えた上でスタートすることをおすすめします。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#7
2024.09.17
【後編】父の病気に気づいたまさかの理由
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#8
2024.09.17
運動会で…昼食時、保護者がまさかのバーベキュー開始。学校が注意した結果⇒【...
2025.10.03
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
2024.08.05
運動会で…確保した場所に見知らぬ保護者が“当然の顔”で相席。言葉を失った直...
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#9
2024.09.17
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#10
2024.09.17
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想外の...
2025.09.01
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想もし...
2024.08.01