生まれたての頃は身近な人しか認識できませんが、脳が発達すると他者にも関心を持つようになります。 すると「近づきたい」けれど「怖い」という心の葛藤が生まれ、これが人見知りとして現れます。
一般的に6ヶ月から12ヶ月の間に始まり、2歳頃までには自然と落ち着く一過性のものです。 泣きが増えて困るかもしれませんが、これは人を認識する能力が育っている証拠です。
周囲には温かく見守ってもらうようお願いしましょう。
パパ見知りの原因は、赤ちゃんがお母さんといる時間が最も長く、お母さんの匂いや体温、顔を最初に覚えるためです。 お父さんが抱っこをすることで「お母さんとは違う人だ」と認識し、不安から泣いてしまうのです。
これは「お父さんが嫌い」なのではなく、人を区別できるようになった成長の証拠です。 パパ見知りを早く終わらせるには、無理に抱っこしようとせず、まずは家の中で遠くから赤ちゃんの様子を眺め、「家にいて当たり前の人」と認識させることが大切です。
外で泣いたら困るからと、外出を控える必要はありません。 初めての場所や人を経験して「初めてのところでも楽しい」という経験を赤ちゃんにしてもらうことが大切です。
また、いろいろな人に会う経験も重要ですが、抱っこまではしてもらわなくても大丈夫です。 お父さんやお母さんが楽しそうに話す姿を見せるだけで、「怖い人ではない」と認識しやすくなります。
初めて会う人には、事前に写真やテレビ電話などで顔を見せておくことで「知っている人」だと認識させましょう。 その際に「優しい人だよ」とポジティブな情報を伝えることも安心に繋がります。
人見知りは他人だけでなく、お父さんやおじいちゃん、おばあちゃんにも起こることがあります。
「いつか終わる」という気持ちで気長に待ち、いろいろな場所や人と出会う経験を増やして、赤ちゃんの成長を見届けてあげてくださいね。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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