満員電車で…母親と手を繋いだ子どもが乗車。だが次の瞬間⇒子どもの一言に、乗客全員が【目を潤ませた】ワケ…

満員電車で…母親と手を繋いだ子どもが乗車。だが次の瞬間⇒子どもの一言に、乗客全員が【目を潤ませた】ワケ…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

凍った電車を溶かした、子どもの一言

あれは心底冷え込む冬の朝、通勤ラッシュの満員電車での出来事でした。

車内はまさに身動き一つ取れないすし詰め状態。 誰もが押し黙り、冷たい空気が車内の隅々まで漂っていました。

乗客たちは無言でスマホを見つめるか、疲れ切った顔で虚ろに立っているばかり。 私も、その無機質な集団の一部でした。

そんな中、私の隣にお母さんと手をつないだ小さな女の子が乗ってきました。

女の子は最初大人しくしていましたが、やがて周りの乗客の顔を見始めました。 そしてぽつりと「お母さん、みんな頑張ってるね」とつぶやいたのです。

その声は小さかったにもかかわらず、不思議と周囲に響き渡りました。 まるで時間が止まったように感じ、無表情だった乗客たちが一斉に顔を上げました。

誰もがその子どもを見つめるなか、近くにいた年配の男性が、その言葉に深く頷くように優しく返しました。

「そうだね、みんな偉いね」

無機質でギスギスしていた通勤電車が、たった一言で人間味を取り戻した瞬間でした。 誰もが疲れていたはずなのに、子どもの純粋な「つぶやき」で心がほどけ、自然と笑みがこぼれました。

思わず目頭が熱くなった、今でも忘れられない朝です。 (女性/40歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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