数年前、祖母と二人でスーパーに買い物に行ったときの話です。 レジで会計中、祖母が小銭を出すのに少し手間取ってしまいました。
すると、対応をしていた店員さんがため息をつきながら大声で言い放ったのです。
「遅いなぁ、もっと早くできないんですか?!」
その言い方があまりにも横柄で、周囲の視線が一斉に私たちに集まりました。 ただ支払いをしていただけなのに、まるで私たちが何か悪いことをしたかのように責められた気分になり…。
しかも、商品はその後も無言で乱暴に袋に詰められました。 祖母も私も気まずさとショックで言葉も出ませんでした。
そのとき、近くのレジに並んでいたおじいさんが私たちのほうを見て、毅然とした声で店員さんに言ってくださいました。
「同じ老人として聞いているのが心が痛いよ。君は自分のおじいちゃんやおばあちゃんにも同じこと言うのかい?」
店員さんはモゴモゴと何か言い訳しようとしましたが、最終的にはそっけなく「すみませんでした…」と謝罪してくれました。
おじいさんは最後に「君もいずれ私たちと同じになるんだよ」とだけ言って、去って行きました。 最悪な買い物ではありましたが、あのおじいさんがの一言で嫌な気持ちが少し和らぎました。
あのとき祖母が受けたショックと屈辱は簡単には消えませんが、私たちを守ってくれたおじいさんに本当に感謝です。 (女性/29歳/会社員)
どんなに良いと感じたお店でも、店員さんの対応ひとつで雰囲気がガラッと変わることもあります。 みんなが気持ちよく過ごせるように、少しだけ思いやりや配慮があるといいですね。
皆さんにも似たような経験はありますか?
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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