これは、愛犬を連れて商業施設内の動物病院へ行ったときの話です。
そこはペット同伴OKのエリアで、専用の買い物カートに愛犬を乗せて移動していました。 カートに乗った犬は目線の高さにくるため、すれ違う人たちから「可愛いね」と声をかけていただくことも多く、その日も和やかな雰囲気でした。
そんな中、小学校低学年くらいの子どもとその母親が近くを通りました。 すると、子どもがいきなり「あ、ワンちゃんだ!」と駆け寄り、断りもなくカートに手を突っ込んで愛犬を触り始めたのです。
突然のことに愛犬も少し驚いた様子でしたが、私は「まあ、子どもだし…」と思い、とりあえず笑顔で見守ることに。 しかし、その手が次第に乱暴になり始めたのです。
そろそろ止めさせようかな、と思ったそのときでした。
「クーン」と 愛犬が突然、悲鳴を上げました。
驚いて見ると、なんと子どもが愛犬の耳を握りしめていたのです。 私は反射的に叫んでいました。
「痛がってるから耳を離して!!」
慌てて子どもの手を取り、愛犬から引き離しました。 すると騒ぎを聞きつけたのか、少し離れたところにいた母親がゆっくりと近づいてきました。
当然、謝ってくるものだと思いました。 しかし母親は悪びれる様子もなく、子どもに向かって信じられない一言を放ったのです。
「ほーら、ワンちゃん怖がっちゃったじゃん~。行こう」
私は「はぁ!?」と耳を疑いました。 「ごめんなさい」の一言もなく、あろうことか「犬が怖がったせい」にするような言い草。
あのときの母親のふてぶてしい顔と、理不尽な捨て台詞は今でも忘れられません。 (女性/23歳/会社員)
子どもは大人の言動をよく見ています。 だからこそ、トラブルがあったときには、思いやりやルールを伝える良い機会になります。
保護者の方は、日頃のふるまいが子どものお手本になることを意識したいですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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