認可保育園では、厚生労働省の方針に基づき、子どもの成長と食育を目的とした給食の提供が義務付けられています。
児童福祉法にも、健全な発育に必要な栄養量を含む食事でなければならないことが明記されており、調理室の設置も義務付けられています。 そのため、栄養士によって計算された、栄養管理がしっかりとした食事が提供されることが一般的です。
一方、認可外保育園には調理室の設置義務がないため、給食の提供の有無は施設ごとに異なります。 地域の給食センターに調理を委託している園もあれば、保護者が毎日お弁当を用意する必要がある園もあるようです。
認可外保育園を検討する場合は、昼食の提供方法について事前に確認しておくことが大切です。
認可保育園の給食は、食事の提供ガイドラインに基づき、主菜、副菜、汁物といった栄養管理されたメニューが提供されています。 アレルギーや離乳食の進み具合にも細かく配慮されているようです。
中には、食育に力を入れ、和食中心や有機栽培の野菜を使用するなど、こだわりの給食を提供している園もあります。
保育園でおやつが提供されるのは、子どもの胃が小さく、3回の食事だけでは活動量や代謝量に見合った十分な栄養量を補えないためです。 おやつには、果物や野菜を使ったもの、乳製品などが子どもの年齢に合わせた適量で提供されます。
ただし、施設によっては調理師が不足しているなどの理由で市販のおやつを提供するケースもあるようです。
給食費は施設によって多少の差はあるものの、国が定めた上限金額は7,500円とされています(主食費3,000円と副食費4,500円の内訳)。
なお、年収が約360万円未満の世帯や、3人目以降のお子さまは副食費が免除される制度があります。 さらに、給食費への補助制度や、ひとり親世帯、子どもの多い家庭への支援などは自治体によって独自に実施されているため、お住まいの地域によって費用に違いが見られる可能性があります。
これらの理由から、具体的な毎月の給食費の目安については、入園を希望する施設や自治体に確認することが大切です。
保育園の給食は栄養管理の面だけでなく、保護者にとってお弁当作りの手間が省けるという利点もあります。
費用の軽減措置もありますが実費負担は発生するため、通園予定の施設や自治体に給食費の目安を事前に確認しておくと、経済的な計画が立てやすくなるでしょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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