近年、外遊びの時間が減る中で、運動遊びの重要性が改めて注目されています。 実は、幼児期の子どもには一日60分以上の体を動かす遊びが推奨されていることをご存じでしょうか。 走る、跳ぶ、転がるといった動きは、体の発達を促すだけでなく、脳や心の発達にも大きな影響を与えます。
運動遊びを通して、バランス感覚や筋力が育つのはもちろんのこと、「できた!」という達成感を積み重ねることで自己肯定感も高まります。 また、おやこで一緒に体を動かすことでスキンシップが増え、子どもの情緒の安定にもつながります。 特別な道具がなくても、家の中でできる工夫次第で、十分に楽しく運動することができます。

大きめのバスタオルを使って、おやこで端を持って引っ張り合いっこ! 座って行えば転倒の心配もなく安全です。 腕や体幹の力を使うので、意外といい運動になります。
勝ち負けよりも「引っ張れたね!」と力比べを楽しみましょう。
ソファのクッションや布団を積み上げて山を作り、「よいしょ、よいしょ」と登ったり下りたり。 登る・踏ん張る動きは脚力やバランス感覚を育てます。
山の上で「登頂ポーズ!」と決めポーズを取れば達成感もアップしますよ。

風船をぽんぽん打ち合うだけのシンプルな遊びです。 軽い風船なら家具にぶつかっても安心です。
狙いを定めて打つ動きで空間認識力が養われ、目と手の協調運動にもなります。 「3回続けられるかな?」など、ちょっとしたルールを足すとさらに盛り上がりますよ。
座りながら行ったり、足だけで打つなどのルールを決めて年齢や難易度、スペースに合った遊び方をしてみてくださいね。
テーブルの下に毛布をかけてトンネルを作り、くぐる動きを促すしましょう。 ハイハイやくぐる動きは全身運動になり、体幹を鍛えます。
お父さんやお母さんがトンネルになっても大喜び間違いなし! また、子どもに自身にもトンネルを作ってもらい、そこにボールをくぐらせて遊ぶのもおすすめです。

親が「うさぎジャンプ」「カエルぴょん」「おにぎりポーズ」などとお題を出し、子どもがまねっこ。 動物の動きやヨガのポーズを取り入れると、柔軟性も養えます。
「すごいジャンプ!」「カエルさんみたい!」と声をかけながら楽しく体を動かしましょう。
外遊びが難しい日でも、ちょっとした工夫でおうちが楽しい運動場に変わります。 おやこで一緒に笑いながら体を動かす時間は、運動効果だけでなく、子どもの心を満たす充実したひとときに。
難しいことをしようとせず「できる範囲で、毎日少しずつ」。 その積み重ねが、子どもの健やかな体と心を育てていきます。
今日からさっそく「おうちで運動タイム」を始めてみませんか?
監修/ライター:オオイシ(幼稚園教諭二種・保育士)
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