学校教育での進路選択から、理系は「算数や理科が得意」、文系は「国語や社会科が得意」と分類されがちですが、根本的な思考の違いは別にあると考えられています。
ある専門家によると、理系的な思考とは、「優先度の高い情報を抽出して数字でまとめられる考え方」を指すそうです。 対して文系的な思考は、「収集した情報をさらに想像した上でストックする考え方」だと言われています。
子どもの行動や話し方にも、理系的な思考の傾向が見られることがあります。
例えば、3人の子どもがいた状況を「3人いた」と数字を使って表現する子どもは理系的、「○○ちゃんと△△くんと□□くんがいた」と表現する子どもは文系的な傾向があると分析する専門家もいるようです。
また、理系の子どもは、物事の答えをきちんと求める傾向が強いため、我慢強くなる可能性を秘めているという見方もあります。 音や味、生き物の仕組みなどに対し「あれはなに?これはなに?」と強い興味を示す子どもは、皆理系向きの素質を持っていると捉える小学校教諭もいます。
気になることを見つけたら、おやこで一緒に調べたり、実際に体験しに行ったりすることが、素質を伸ばすきっかけになるでしょう。
将来理系に向かう子どもは、好きな遊び方にも特徴が現れることがあります。
例えば、ブロックや積み木に夢中になる子どもは、日頃から立体図形力を鍛えていると言えます。 また、折り紙遊びやどうぶつしょうぎなどからは論理的な発想力が培われている可能性があります。
もし上記のような遊びの中にお子さんが苦手としているものがあれば、一緒に取り組んでみるのも良い方法です。親が遊び方を繰り返し見せてあげることで、子どもがその遊びを理解し、理系的な遊びが好きになってくれるかもしれません。
理系的な思考は、生まれつき決まっているという考えもあれば、周囲の働きかけの影響が大きいという考えもあります。
「両親が文系だから」といった決めつけはせず、子どもの興味や可能性を大切にしましょう。 視野を広く持ち、理系・文系にとらわれず、論理的に考える力を付けていける環境が、これからの時代を生きる子どもたちには大切になってきます。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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