生まれたばかりの赤ちゃんは、焦点距離が短く、色も白、黒、グレーしか認識できないため、図鑑そのものを楽しむのは難しいです。 しかし、生後3ヶ月頃になると様々な色を認識し始めるため、コントラストがはっきりした赤ちゃん向けの図鑑を見せるのは良いでしょう。
ただし、まだ視力は0.1程度なので、無理に見せる必要はありません。 赤ちゃんが興味を示すようであれば見せてあげる程度で十分です。
子どもが自分の意思で図鑑を「好き」「楽しい」と感じ始めるのは、一般的に2〜3歳頃からだと考えられています。 この時期は視力が大人並みに発達し、記憶力だけでなく、思考する力も発達してくるためです。
図鑑で見たものを現実の世界で発見する体験は、子どもの知る喜びや好奇心を強く刺激することになります。
例えば、図鑑で見た虫を外で見つけたという「発見」は、子どもの記憶力の養成に繋がると言われています。 そこから「ほかにはどんな虫がいるのかな」と考えることは、さらなる思考力や好奇心を伸ばすことに繋がるでしょう。
図鑑はこの年齢の子どもにとって、知的好奇心を満たすことを楽しいと感じさせるための良いツールとなります。
赤ちゃん向けの図鑑は、「0歳」や「はじめて」といった言葉がタイトルに入っているものから探すのがおすすめです。
特に、サイズが小さく紙が分厚い「ボードブックタイプ」で、角が取られているものは安全性が高いので安心です。 子どもが指を使ってつまむ動作ができるようになるのは1歳頃とされているため、ボードブックなら、赤ちゃん自身でも扱いやすいメリットがあるでしょう。
また、親が図鑑を楽しむ姿を子どもに見せることも大切です。 そのため、お父さんやお母さん自身が「読んでいて楽しい」と感じる図鑑を選んでみるのも一つの方法です。
親が楽しそうにしていると、子どもも自然と興味を持つようになることが期待できます。
図鑑をいつから与えるか迷う方も多いかもしれません。 ですが、赤ちゃんのうちから図鑑に触れることで“親しみ”を育むことができます。
安全性の高いボードブックを選び、語りかけながら一緒に見る時間を楽しんでみてください。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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