考える力を深める上で欠かせない要素の一つが「多面的思考」です。 これは、一つの物事に対して多様な角度から眺め、検討することを指します。 この思考法を取り入れることで、表面的な理解にとどまらず、より深く本質的な部分まで考える力が育まれます。
もう一つの重要な要素が「論理的思考力」です。 これは、筋道を立てて答えを導き出す能力や、複雑な内容を簡単に分解して説明できる能力のことです。
子どもの場合、これらの力は「未知の課題に挑戦する姿勢」や、「自分の考えを他者に伝えて協力する力」として表れます。
考える力の中心は「因果関係(原因と結果)」にあります。
例えば、子どもが何かお願いをしてきたときに、ただ要求を叶えるのではなく「どうしてそれが欲しいの?」「なぜそうしたいの?」と理由を問いかけることを習慣にしてみましょう。 これにより、物事には必ず原因と結果があるという「因果関係」を日常的に意識する癖がつきます。
また、子どもが2歳を過ぎると始まる「なぜなぜ期」は、考える力を育てる絶好の機会です。 このとき、質問に対してすぐに答えを与えてしまうと、考える機会を奪ってしまいます。 まずは「どうしてだと思う?」と子どもに逆に尋ねてみましょう。
子どもの考える力をさらに伸ばすために、買い物をする場面も活用できます。
ただ選ばせるだけでなく、複数の商品の良い点や違いを提示した上で、子どもに選ばせてみましょう。 これにより、物事を多面的に捉えるきっかけとなります。
また、「どうしてこっちを選んだの?」と理由を説明させることは、表現力やプレゼン力を磨くのにも役立ちます。
今後の学校教育では「考える力」の育成が重視されていきます。
「考える力」は特別なドリルやトレーニングをしなくても、親御さんが日々の関わり方を少し変えるだけで育てていくことができます。 子どもの将来を見据えて、日頃から「なぜ?」と問いかける会話を心掛けていきましょう。
(おやこのへや編集部)
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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