電車で…部活帰りの高校生に声を掛けた年配女性。直後⇒高校生「すみません…」号泣したまさかの理由に涙…

電車で…部活帰りの高校生に声を掛けた年配女性。直後⇒高校生「すみません…」号泣したまさかの理由に涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

悔し涙とグミが繋いだ「優しさのリレー」

あれは、高校最後の部活動(弓道)の大会帰りでの出来事です。 あと一歩のところで負けてしまい、私は悔しさと虚しさでいっぱいでした。

電車の中で吊り革を握りしめ、必死に俯く私。 仲間たちの前では平気なフリをしていたけれど、一人になると涙をこらえるのがやっとだったんです。

そのとき、ある年配の女性が私の袴姿を見て優しく微笑みかけてくれました。

「お疲れ様、私も昔弓道やってたのよ」(このあたりの言葉は少しあやふやですが)

そして「これでも食べて」と、小さな飴玉を一つ握らせてくれました。 その温かい言葉に、それまで必死に堪えていた涙が溢れ出しました。

「すみません…」と言いながら泣く私に、おばあさんは背中を優しくさすってくれました。

その数週間後のことです。 同じ電車に乗っていると、今度は楽器ケースを抱えた男の子がすすり泣いていました。 私はカバンからグミを取り出し、そっと声をかけました。

「僕もこの間、大事な試合で負けたんだ。でも、頑張ったんだから大丈夫だよ」

男の子は鼻を啜りながら「ありがとうございます」と言ってくれました。 あのとき自分がおばあさんからもらったように、こうやって優しさが連鎖していけばいいなと心から思いました。 (男性/18歳/高校生)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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