抱っこ・授乳・絵本…看護師が教える子どもの寝かしつけの極意

抱っこ・授乳・絵本…看護師が教える子どもの寝かしつけの極意
子どもの寝かしつけは、いつまで続けるべきなのか、抱っこや授乳に頼ってしまっても良いのかなど、悩みが尽きませんよね。 この記事では、寝かしつけの卒業時期の考え方から、抱っこや授乳の影響、そして効果的な入眠儀式について、前向きな視点で看護師が解説します。
目次

寝かしつけの卒業に明確な目安はない

子どもの寝かしつけを「いつまでに終えるべき」という明確な決まりや目安はありません。 小学校入学を機に子ども自身から「一人で寝る」と言い出すこともあれば、学年が上がっても見守りが必要な場合もあります。

お子さまの性格や成長段階に応じて、保護者の方が柔軟に調整して大丈夫です。

無理に卒業させようとするのではなく、徐々に一人で眠れるように導くことが大切です。 もし一人で眠れない場合は、不安や生活リズムの乱れ、運動不足など何らかの原因があるかもしれません。 まずは眠れない原因を探り、それを取り除くことから始めてみましょう。

抱っこや授乳は安心感を与える大切なスキンシップ

抱っこでの寝かしつけは、低年齢のお子さまが最も安心感を覚え、心地よく眠れる方法です。 しかし、成長とともに体重が増加し、保護者の方の身体的な負担になることもあります。

そんなときは無理に抱っこし続けるのではなく、座ったまま抱きしめたり、横になって添い寝をしたりと、徐々に「重さを感じないスキンシップ」へ移行していくのがおすすめです。

授乳も同様に安心感を与えますが、歯が生えてきた後は虫歯の原因になる可能性があるため注意が必要です。 授乳ではなく、背中をトントンしたり手を繋いだりするスキンシップを通して、子どもが安心感を得て眠れるように促していきましょう。

入眠儀式を習慣化し眠る時間を理解してもらう

絵本の読み聞かせや音楽は、「入眠儀式」として寝かしつけに非常に効果的です。 入眠儀式とは、毎日決まった時間に同じことを行うことで「これが終わったら寝る時間だ」と子どもに理解してもらうための習慣です。

これは、まだ言葉でのコミュニケーションが難しい低年齢の赤ちゃんにも有効です。

重要なのは毎日一貫性を持って続けることです。 「余裕のあるときだけ行う」のではなく、短時間でも良いので毎日続けられる儀式を選びましょう。 リラックスできる音楽や絵本を選ぶことで、興奮を防ぎ、スムーズな入眠を促すことができます。

おわりに

子どもの寝かしつけは、お子さまの心身の健全な成長に欠かせません。 抱っこや授乳は安心感を与えますが、お子さまの成長に合わせて「一人で眠る力」を育んでいきましょう。

お子さまが安心して快適に眠れるよう、柔軟な気持ちでサポートしてあげてくださいね。

(おやこのへや編集部)

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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