怪我した中学生を救った“タクシー運転手”。母親が謝礼を申し出た結果⇒「名前は言いません」その理由に涙…

怪我した中学生を救った“タクシー運転手”。母親が謝礼を申し出た結果⇒「名前は言いません」その理由に涙…
毎日の通勤や通学に欠かせない公共交通機関。 今回はそんな公共交通機関にまつわる『心温まるエピソード』をご紹介します。
目次

「当たり前」と言えるカッコよさ

これは私が中学生の頃、忘れられない「かっこいい大人」に出会った話です。

ある日の部活帰り、チームメイトと一緒に自転車で走っていた夜のこと。

不注意で自転車の前輪を深い溝に落としてしまった私は、ハンドルから投げ出され、顔から地面に落下してしまいました。 顔全体を強打して動けません。 一緒にいた友人たちもパニックになり、どうしていいか分からず立ち尽くすばかりでした。

そんなとき、通りかかった一台のタクシーが急停車しました。 「大丈夫か!」と降りてきた運転手さんは、痛いと呻く私を見ても動じず、すぐに救急車を手配し、私たちが落ち着くよう声をかけ続けてくれました。 おかげで私はすぐに病院へ運ばれ、数か月の治療を経て、元通りに回復することができました。

その治療期間中のことです。 タクシーの運転手さんに助けられたことを知った母が「きちんとお礼がしたい」とタクシー会社に連絡を取り、謝礼を渡したいと申し出ました。 しかし会社を通じて返ってきたのは、あまりに潔い返答でした。

「お礼も、名前を名乗ることも辞退させていただきます」

母が驚いていると、運転手さんからの伝言として、こう伝えられたそうです。

「当たり前のことをしただけですから」

今振り返っても、あんなにかっこいい大人になりたいと思った忘れられない出来事です。

(男性/43歳/会社員)

※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。

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監修者

おやこのへや編集部

心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。

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