待望の第一子を妊娠して、初期のつわりに苦しんでいたときのことです。
私はご飯の炊ける匂いや油物の匂いで吐き気を催すようになり、夫のお弁当を作るのが苦痛で仕方ありませんでした。 そこで夫にお昼は外で買ってもらうことを提案したのですが、返ってきたのは『弁当代はお前が払え』という信じられない言葉でした。
しかし当時の家計は厳しく、毎日のお弁当代を私の独身時代の貯金から捻出するのは困難です。 私は泣く泣く、鼻にティッシュを詰めて吐き気をこらえながら毎朝キッチンに立ちました。
とはいえ、つわりで立っているのも辛い状況だったので、手作りや彩りまで気を使う余裕はありません。 どうしても冷凍食品などが多めになってしまいます。
そんなある朝のことです。
出来上がったお弁当を見た夫は、中身を確認するなり舌打ちをしました。 そして「冷食かよ。手抜くな!つわりは甘えだ!」と怒鳴ると、あろうことか私の作ったお弁当を床にひっくり返したのです。
あまりの出来事に私は言葉を失い、その場に泣き崩れてしまいました。
しかし、夫から返ってきたのは謝罪ではありませんでした。 夫は散らばったお弁当を見下しながら
『3秒ルールだからまだいける。もったいねーから食べとけ』
その瞬間、夫への愛情は完全に冷め切りました。
そんな思いやりのない夫とは無事に離婚して今は子どもと2人、前を向いて楽しく生活しています。
(女性/27歳/会社員)
パートナーに対する“攻撃的なひと言”は、想像以上に相手の心を深く傷つけます。 家族だからこそ、言葉の温度には敏感でいたいもの。
すれ違いが大きなトラブルにならないよう、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけたいですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#7
2024.09.17
【後編】父の病気に気づいたまさかの理由
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#8
2024.09.17
運動会で…昼食時、保護者がまさかのバーベキュー開始。学校が注意した結果⇒【...
2025.10.03
子どもを守る防災教育~楽しい学びと学校の取り組み~
2024.08.05
運動会で…確保した場所に見知らぬ保護者が“当然の顔”で相席。言葉を失った直...
2025.10.01
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#9
2024.09.17
絶対に開けてはダメと言われた壁の向こうには…#10
2024.09.17
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想外の...
2025.09.01
『ガチャガチャ』深夜の自宅で聞こえた“奇妙な物音”に違和感…直後⇒予想もし...
2024.08.01