これは元夫との、離婚が決定的になった出来事です。
元夫は典型的なモラハラ気質でした。 「俺ならもっと効率よくやる」「トイレ掃除、今やってみろ」と、常に上から目線で私を監視。 私が育児で奔走していても「家が汚い!育児なんて暇だろ?」と吐き捨てる始末でした。 そんな父親に子どもが怯えるようになったのを見て、私は娘を連れて家を出ました。
事件が起きたのは、別居から数週間後のこと。 深夜、夫から異常な回数の着信が入っていたのです。 電話に出ると、夫が「息ができない…助けてくれ…」と苦しんでいました。
別居中とはいえ、命に関わる緊急事態です。 私は「しっかりして!救急車呼ぶから!すぐ行く!」と慌てて救急車を呼び、娘を母に預けて搬送先の病院へ駆けつけました。
しかし、病院に到着して医師から聞かされたのは、予想外の言葉でした。
「検査しましたが……特に異常は見当たりません」
ベッドに横たわる夫を問い詰めると、夫はバツが悪そうに「実はお前がいなくなってから、毎日カップ麺しか食べてなくて……なんか気持ち悪くて不安で……」と言いました。
言葉を失いました。 要するに、不摂生で少し具合が悪くなったところに、一人の寂しさが重なってパニックになり、私を呼び戻すために大げさに騒いだだけだったのです。 命の危険どころか、ただの「構ってちゃん」でした。
あまりの情けなさに、心配して損をしたという怒りすら通り越し、完全に呆れ果てました。 この一件で私の情は完全に消え失せ、その後、弁護士を挟んで無事に離婚が成立しました。
(女性/51歳/会社員)
パートナーに対する“攻撃的なひと言”は、想像以上に相手の心を深く傷つけます。 家族だからこそ、言葉の温度には敏感でいたいもの。
すれ違いが大きなトラブルにならないよう、日頃から丁寧なコミュニケーションを心がけたいですね。
※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
おやこのへや編集部
心も体も大きく成長する幼児期から小学生の子どもたち。一人ひとりの個性が出てきて、子育てに悩むことも多いこの時期を、おやこで楽しく過ごせるよう、ヒントになる情報を発信していきます。
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